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今季初白星!スタメン復帰の大久保は1G1Aで存在感示す―関東大学サッカーリーグ 1部 前期第2節 対駒大

7月12日 茨城県RKUフットボールフィールド

 

▼スタメン

GK 21坪井湧也(商3)

DF 3深澤大輝(経4)、12塩﨑悠司(経3)、27牛澤健(経1)、15岡井駿典(法2)

MF 14和田悠汰(経3)、25山崎希一(経1)→後半17分、7高岸憲伸(文3)、26田邉光平(法1)→後半46分、13曾根大和(経3)

FW 10大久保智明(経4)→後半30分、8本間椋(経4)、9高窪健人(文4)、23平尾拳士朗(経2)→後半35分、鈴木翔太(文2)

 

▼試合結果

○中大2−1駒大●
得点者:9高窪健人(18分)、10大久保智明(29分)

 

今節も無観客で行われたリーグ戦。前節立ち上がりの2失点が響き敗北を喫した中大は「今週は人を入れ替えて、スピードのある選手を」(佐藤監督)と前節からスタメンを6人変更。山崎、田邉、牛澤の1年生3人を先発起用し、今季初勝利を狙う。

 

 ▲先制点を決める高窪

 

試合は序盤から攻守の入れ替わりが激しく、落ち着かない展開。前半18分、大久保がハーフウェーライン付近から左足で鋭いグラウンダーのパスを供給。それに反応した高窪がDFの間から抜け出し、GKと1対1に。右足のアウトサイドで冷静にゴール右へ流し込み、先制に成功する。さらに、同28分にはペナルティエリア手前の中央、絶好の位置でFKを獲得。右足なら和田、左足なら大久保という場面で、直接シュートを放ったのは大久保。「相手の壁の位置を見て入ると思った」と、壁の右横を通す技ありシュートをゴール右隅に突き刺し追加点を奪う。いずれの得点も、自陣での守備が起点となった。前節とは対照的にさい先よく2点を先取した中大。その後も、ショートパスをつなぎながら素早いビルドアップでチャンスを作り続ける。前線へ高さのあるロングボールを供給する駒大の攻撃にやや苦戦するも、守備陣の落ち着いた対応、坪井のファインセーブなどもあり、無失点。2点リードで試合を折り返す。

 

▲1G1Aの活躍を見せた大久保

 

後半は立ち上がりこそ押し込まれるも、その後は中大ペース。前がかりになる相手に対してカウンターで応戦。シュート数は8本、決定機も作った。後半46分には、相手のロングスローから得点を許すも、今年3人から5人へ変更となった交代枠をうまく活用。気迫を前面に押し出す集中した守備で危なげなく試合を締め、今季初勝利をつかんだ。

 

試合後、佐藤監督は「上手くいった、勝つことができて嬉しい」と勝利をかみしめた。先発した1年生3人についても「(出来は)80点から90点」と高評価。今後、彼らの更なる活躍にも期待したい。また、今節スタメン復帰した大久保は「先週ひどい負け方をしたので気合が入っていた」と随所で攻撃のリズムを作り出し、1G1Aとエースの存在感を示した。

 

1年生の活躍、大久保のスタメン復帰などポジティブな材料の多いゲームとなった。次節の相手は、昨季優勝の明大。いい流れを作り、勝ち点を積んでいくための重要なポイントとなるため、両者ともこの一戦に懸ける思いは強いはず。リモートマッチではあるものの、白熱必至の好カード。熱い戦いが繰り広げられるのは間違いない。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部