2021年9月12日 会場非公開
▼スタメン
GK
坪井湧也(商4)
DF
和田悠汰(経4)
牛澤健(経2)
新井秀明(経4)
岡井駿典(法3)
MF
小野寺巧(文3)→田邉光平(法2)
高橋一誠(経2)→豊田歩(総3)
髙岸憲伸(文4)→堀脩大(経4)
FW
小島偉央(商4)→星野創輝(商1)
山﨑希一(経2)
平尾拳士朗(経3)→有田恵人(文2)
▼試合結果
●中大2ー3東海大○
得点者:田邉光平(後半14分)、和田悠汰(後半37分)
前節を引き分けで終え、依然4位につける中大は、今節も勝点3を取り順位を上げたい状況は変わらない。
しかし、序盤から東海大のハイプレッシャーにかろうじて自陣でしのぐ時間が多く、苦戦を強いられる。そして前半5分、ビルドアップでのパスを自陣中央で拾われ、右サイドに切り込まれる。そのままファーサイド、マイナス方向にグラウンダーのクロスを出され、誰も触れることができずに決め切られてしまう。
続く同11分、中大のゴールキックからのリスタート。DFからパスを受けた高橋のボール処理の一瞬を突かれてボールを奪われると、冷静にGKとの一対一を決められてしまった。その勢いを止めることができず、同25分にはDFを上手くはがされCKを頭でゴールへと沈められてしまう。
相手のハイプレッシャーにミスを誘発され立て続けに失点。前半を通してディフェンスラインを上げることができず、相手陣内での攻撃はFK2本、CK1本にとどまり、圧倒される試合展開のまま後半へ。
▲セットプレーからゴールを狙う
どうにかリズムを変えて反撃の狼煙をあげたい中大は、ハーフタイムに中盤2枚、前線1枚を入れ替える。すると、前半とは見違えるほどボールにリズムが生まれ、ボールを支配する時間が増加。また後半11分には、トップの位置に星野を投入することでうまくボールが収まり、攻撃の起点が増えていく。
▲ゴール前で張る星野
そして、同14分その星野が相手DFを背負いながらワンタッチでボールを落とし、田邉が走り込みダイレクトでシュートを放つ。相手DFに当たるもそのままゴールネットを揺らし、1点を返した。「相手に当たってのゴールとなったが、いい位置に顔を出せていた。自分が結果を残すことがチームの昇格につながる」と、自らのゴールを振り返る。
▲1点を返し自陣へ戻る田邉と迎え入れる岡井
同37分、左CKから牛澤が競ってこぼれたボールに和田が反応して放ったダイレクトボレーシュートが、ゴール左隅に吸い込まれて1点差に詰め寄る。その後も両者一歩も引かない試合展開が続きヒートアップする場面も見られたものの、サイドを生かした速いパス回しでの攻撃の手を緩めなかった中大。しかし、反撃もあと1歩及ばず2-3で敗北し、勝点3をもぎ取ることはかなわなかった。
試合後、佐藤監督は「中盤の選手が走ってはいたけれどうまいこと出ることができなかった、アンカーのミスが見られたのでそこをしっかりと立て直したかった」と前半での組み立ての難しさ、ハーフタイムでの大幅交代の意図を振り返った。また、1点届かなかったことに「チャンスはあったけれど決め切れない、そこが前半の3失点とイコールになる」と今一つ精度を上げ、強さを出していかなければいけないと今後に向けて意気込みを語った。
次節は延期となった13節の対産業能率大戦。前期は4-2と勝利をあげているため、中2日という過密日程ながらも勝ち切りたいところだ。
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(記事:畑京介 写真:板谷龍之介、畑京介)