• Twitter
  • facebook
  • instagram

アウェイでもぎ取った勝ち点3-第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第5節 流経大戦

▼試合結果


2025年5月3日 茨城県・RKUフットボールフィールド

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第5節
中央大学 流通経済大学
中大得点者:武本 射雅(後半6分)

 

▼スターティングメンバー
GK 岩瀬 陽 経4 興國高
DF 常藤 奏 経3 興國高
DF 中光 叶多 商2 サンフレッチェ広島ユース
DF 16 西岡 隼平 経2 興國高
MF 牧嶋 波亜斗 経2  名古屋グランパスU18
MF 武本 射雅 経4 興國高
MF 14 尾川 丈 商2 川崎フロンターレU18
MF 15 藤井 日向 商4 関東第一高
MF 19 杉山 耀建 国経4 狭山ヶ丘高校 
FW 10 持山 匡佑 商4 静岡学園高
FW 11 田中 幹大 商4 川崎フロンターレU18
▼選手交代
武本 射雅 19 遠山 湧斗(経3) (後半30分)
18 杉山 耀建 20 西村 湧志(経4) (後半39分)
11 田中 幹大 北浜 琉星(経3) (後半44分)
10 持山 匡佑 28 岩井 勇人(経3) (後半48分)

 

今季初の無失点勝利


初黒星を喫した前節・日体大戦から2週間ぶりのリーグ戦となるアウェイ・流経大戦に臨んだ。前節今季リーグ戦初スタメンを飾った尾川と田中が2試合連続先発、3年生の牧嶋が右サイドバックでスタメンに名を連ねた。

▲先発出場の尾川

試合は立ち上がりから互いにシュートを放ち合う緊張感のある展開となった。まずは前半4分、ゴール前のフリーキックからピンチを迎え、意表をついたパスからピンチを迎えるが、体を張りシュートをブロックし、その後のクロスも何とかクリアに成功する。

序盤のピンチを凌いだ中大は、その7分後に持山が果敢にミドルシュートを放つがこれは惜しくもゴールならず。続く13分には、相手にペナルティエリア外からシュートを狙われるが、枠を外れ得点は与えず。試合の熱が高まる中、28分には相手にサイドを突破されクロスからシュートを許すが、ボールはゴールマウスを外れて難を逃れた。前半終了間際の44分には、相手のクロスに反応したシュートからピンチを迎えるも、GK岩瀬が反応してセーブ。幾度か押し込まれる展開となるもゴールは守り切り、前半をスコアレスで折り返した。

▲アシストを記録した牧嶋

攻められる展開が続いた前半とは打って変わり、後半は開始早々中大が攻める展開になる。同2分センターサークル近くで持山がゴール前に走っていく杉山に縦パス。そのままゴール前まで走りこむとシュート。入ったかと思われたボールはゴールポストに当たってしまい惜しくもゴールを逃す形となった。 

しかしそのあとすぐの同5分、左サイドから田中が横パス。牧嶋が受け取るとゴール前にいる武本にクロスをあげ、そのまま浮いたボールを武本がシュート。中大の先制点が決まった。 

▲決勝点を決めた武本

このまま流れにのって攻める展開が続くと思われたが、中大が守りに入る展開が続いた。これを試合後、武本は「もっと自分たちのボールを持つ時間を増やしたかった」と振り返る。 

押される展開が続いたもののそのまま中大は無失点で逃げ切り、1―0で試合を終えた。今リーグ初の無失点試合となり、試合後、GK岩瀬主将は「練習でも簡単に打たせるなという要求はキーパーチームでよく取り組んでいるので、それがしっかり出た」と振り返った。 

次節は東洋大戦となる。中2日と短いが、コンディションを整え中大は連勝を目指していきたい。 

 

▼試合後コメント


MF 武本 射雅選手

-自身のゴールを振り返って

クロスに入っていくというのは意識していたので、そこに入っていったからこそですね。クロスがよかったし、シュートは感覚なんですけど、練習してたのでそれが出たのは良かったです。

-試合全体を振り返って

試合に勝ちはしたんですけど、内容とかが流経のほうがよかったりしてたんで、もっとそこもこだわりつつ、勝っていけたらそれがベストだなと思います。

-理想的な試合運びについて

もっと自分たちのボールを持つ時間を増やしたり、守備の仕方、ゴールまでの俺らの行き方とかをもっと突き詰めた方がよかったなっていうのはあります。

-今季の目標

個人はゴール、アシストを合わせて15(点)はいきたいし、それがあってチームが勝てればベストです。まずチームのためにっていうのが1つとそこで自分の数字がついてきたらもっとベストだという風に思います。

-次節に向けて

次まで中2日で短いんですけど、そこにコンディション合わせて、まず目の前の試合に勝って、優勝にいけるように準備していきたいと思います。

 

GK 岩瀬 陽選手

-試合を振り返って

関東リーグ開幕してから無失点で勝つ試合が1つもなくて、後ろが不甲斐な失点したり簡単に失点したりしていたので、とにかく後ろはゼロで試合を終えるようにという感じで入って、前の選手も先週負けているので、チーム全体として優勝に向かって連敗はできないというのがチームとしてあったので、何がなんでも勝とうということで1週間取り組んで準備してきました。

-今季初のクリーンシート。今日の試合で意識したことについて

いうほどシュートは打たれてなくて、練習でも簡単に打たせるなという要求はキーパーチームでよく取り組んでいるので、それがしっかり出てブロックできたり簡単に楽にシュート打たせなかったりというのが出て、ゼロで抑えられたかなというのは思います。

-今季の個人目標

優勝するんだったら20失点以下で最後フィニッシュしないといけないと思うので、とりあえず失点を20までに抑えるというのは今年1年の目標です。去年が多分30点とかいかれてるので10点くらい減らすために日頃からどうやって取り組むとか、守備の選手とどうやってコミュニケーションを取るかというのは心がけてやっています。

-ここまでのリーグ戦5試合を振り返って

攻撃の選手たちが個の能力が高くて、スピードのある選手、技術の高い選手とかが集まってるので苦しいゲームでも点が取れるというのがチームの強みですね。でも後ろがさっき言ったように不甲斐ない失点とかしてて、やっぱり後ろが強くなればもっと自分たちのしんどい時間に守りに行って、自分たちの技術を発揮して点を取って勝つというのがもっとこれからできると思うので、そういう意味で守備のところをもっと固く、攻撃のところはもっと技術向上させてどうやって相手を攻めるとか、相手をよく見るとかをやっていけば、上位に食い込んで優勝争いできるんじゃないかなと思います。

-チームの雰囲気の良さは感じる?

言わないといけないことをちゃんと言う選手が最近は増えてきたので、そこがいい雰囲気につながっているのかな。仲良いだけじゃなくて、仲良いけど言わないといけないこととかは言わないといけないので、しっかり言えるようなチームに少しずつなっているのがいい雰囲気に見えているのかなと思います。

-まだ足りない部分もある?

そうですね。押し込まれる時間帯でエラーが多かったり、自分たちのパスミスとかエラーから押し込まれたり、そういうところの甘さだったり、今日の前半もクロスからヘディングでシュートを打たれていると思うんですけど、ああいうところに寄せられないとか、そういうところで甘さがあるし、後半もミドルシュートを4本くらい打たれていると思うので、そこを寄せないとJ1に行くような選手だったら枠に入れてくると思いますし、そういうところはまだ足りないところはあるかなと思います。細かいところで攻撃でも守備でも、一歩寄せるとかコントロールでちゃんと足元止めるとか、そういう細かいところがまだ全然足りてないのかなと思います。

-次節・東洋大戦に向けて

連勝します。ゴールデンウィーク2戦目勝って、3連戦の最後に向かっていけるようにいい準備をして、2日しかないですけど頑張りたいと思います。

 

(記事:大澤晶、山口周起 写真:大澤晶、山口周起)

 

▼次節情報


5/6(火)18:00 第6節 vs東洋大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場