9月4日〜10月17日 関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 国士舘多摩キャンパス他
中大ハンドボール部がニ季連続の秋季リーグ優勝を果たした!緊急事態宣言の発令によって中止となった春季リーグ戦。8勝1分の無敗優勝でリベンジを果たした。チームの団結力と選手それぞれ個性的なプレーで、他大学に圧倒的な強さを見せつけた。
※「中大スポーツ」第167号3面の本文を掲載しております。
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▲シュートを放つ部井久
悲願の関東王者
未知のウィルスとの長い戦いの終わりを告げるかのごとく中大ハンドボール部に光が差した。今年の春季リーグ戦は通常通りの開催ができるかと思われたが、4月下旬に発令された緊急事態宣言の影響によって中断。半年ぶりに今季リーグ戦は全試合の開催が叶った。そこで、中大ハンドボール部は無敗で優勝を掴み取り、関東一部リーグ王者の座を堂々と手に入れた。
最終戦の相手は、東海大。試合は相手のボールで開始された。東海大は一気に攻め、すぐさまシュートするも、それをキーパーの宮城風太(経4)がセーブ。そのままチームにボールを渡し、髙橋宗汰(商4)のシュートで先制点を獲得。4年生を中心とした連携プレーにより、幸先良い始まりとなった。途中で点差を縮められるも、中村翼(法4)、蔦谷大雅(法3)が先導して得点を決め、チームは焦ることなく、堂々としたプレーを見せる。中大優勢のまま試合は終盤を迎え、試合終了の合図が無敗のリーグ優勝を告げた。
今年のチームは、4年生はもちろんのこと下級生の活躍が目覚ましかった。優秀選手賞には蔦谷、優秀新人賞には伊禮雅太(法2)が選ばれた。さらに実方智監督は、1年生ながら主力として活躍する泉本心(法1)の実力をたたえた。
守りからの速攻
優勝はディフェンスでつかみ取ったと言っても過言ではない。実方監督は「9試合全部ディフェンスが崩れなかった。よく守ったのが最大の勝因」と話す。中大のハンドボールは『ディフェンスから速攻』。ディフェンス無くして攻撃は成立しない。相手の攻撃をしのいだ先に、自分たちの攻めるプレーがあるのだ。
中大のこだわりは「勝ち」だけではない。優勝直後、中村は「内容的には、60点か70点くらい。オフェンスでかみ合わなかった部分があった。」と口にし、自分たちを過大評価しなかった。今年の中大ハンドボール部はリーグ優勝だけでは満足しない。このリーグ優勝を踏み台に、大学日本一へと歩み出した。
(記事:松岡愛莉、写真:河辺希乃佳)
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