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【第173号掲載記事・ハンドボール部】秋季リーグ三連覇!関東王者として悲願のインカレ連覇へ

中大ハンドボール部が3年連続、17回目の秋季リーグ戦優勝を果たした! 新チームで挑んだ春季リーグ戦では4位と悔しい結果に終わったが、4年生を中心に攻守ともに磨きをかけてリベンジを達成。46年ぶりのインカレ連覇に向けて期待が持てる結果となった。
※「中大スポーツ」第173号2面の本文を掲載しております。

◇ ◇ ◇

▲シュートを打つ泉本心(法2

激しい攻防戦
6勝1敗1分け、2位で迎えた最終戦の相手は1位の日体大。優勝するには勝利が絶対条件という緊迫の一戦は両チーム一歩も引かない大接戦となった。開始35秒で泉本心(法2)が先制打を決めるも、日体大の速攻に苦戦し途中逆転を許す。しかし残り30秒、エース蔦谷大雅(法4)のジャンプシュートによって同点に追い付き、前半が終了。そして迎えた後半、序盤に連続得点を許すも、泉本、上山陽平(総3)の活躍で徐々に追い上げる。さらに久保寺歩夢主将(文4)が前に出る守備に切り替えたことが功を奏し、中大ペースの試合展開に。最後はリードを守り切り31-29で試合終了。選手全員が勝利の雄たけびを上げた。
久保寺主将は「最初の方はみんな緊張して思うようなプレーができませんでしたが、(途中から)一つの目標に向かってプレーできたのを感じました」と試合を振り返る。また、実方監督は「春は優勝できないチームでしたが、切磋琢磨(せっさたくま)して攻撃も守りも良いチームになりました」とチームの成長を口にした。

逆境をバネに
三連覇への道のりは決して平たんではなかった。40年ぶりのインカレ優勝と有終の美を飾った昨年。勢いそのままに今年度の春季リーグ戦も優勝するかと思われたが、結果は4位。新型コロナウイルスによって練習が中止になるアクシデントにも見舞われ、思うような結果を出せなかった。さらに秋季リーグ戦でも実方監督が新型コロナウイルスに感染し、初戦から5試合分練習にも参加できなくなる。しかしこの窮地を救ったのが4年生だ。日体大戦でも守備の変更を4年生から提案するなど積極的にゲームメイクを行い、勝利をつかんだ。新型コロナウイルスの影響について、監督は「良い影響しかなかったですね。彼らが自分たちで攻めも守りも考えて、いつどこで使うかも彼らに任せてました。私がいなかった秋リーグ前半、中盤に4年生が成長してくれたと思います」と4年生の活躍をたたえた。

連覇へ向けて
秋季リーグ戦三連覇を果たした中大だが、見据えるゴールはその先にある。インカレに向けて久保寺主将は「先輩に負けないように中大のプライドとして去年のチームと比較されないようなチームにしていきたい」と意気込む。46年ぶりの連覇を懸けて挑むインカレで成長した中大ハンドボール部の姿を見せるため、彼らは今日も歩み続ける。

(記事:立花拓暉、写真:松岡愛莉)

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2022年11月3日(木・祝)付で「中大スポーツ」第173号を発行いたしました。詳細はこちら