2023年5月7日 日本大学アスレティックセンター
春季リーグ第6戦目。前日の激しい攻防戦を制し、勝利をあげた中大は早大と対戦した。試合開始から連続で得点を決め、中大優勢に試合が進んでいると思われたが、同点に追いつかれてしまう。しかし、悪い流れを断ち切り安定した試合運びで相手を圧倒し前半を18―13で折り返し、後半も試合の主導権を握り37―31と大差で勝利した。春季リーグ5勝目とした。 ▲シュートを決める伊禮雅太(法4)
試合開始37秒で泉本心(法3)が力強いシュートを決めると、先制点をあげ、その後の2点目、3点目も連続で泉本が得点を獲得し、試合の流れを中大がつかむと続いて池間飛勇(文4)が右サイドから勢いよくシュートを決め4連続を獲得した。中大優勢に思えたが、開始約6分相手に7㍍スローを決められるとそこから早大に流れがいき、連続で失点を重ねてしまうと同点に追いつかれてしまう。しかし、中大は諦めることなく粘り強く戦い、果敢に攻めてくる相手に持ち前の隙のないディフェンスとGK野上遼真(総4)が相手のシュートを手足を存分に使い何度も止め、圧倒し、オフェンスでも泉本を始め、伊禮雅太(法4)、髙橋侑吾(文4)、扇谷蓮(商3)らが活躍し、得点を量産。18―13でリードを広げ、前半を折り返す。
▲試合後半活躍した扇谷蓮(商3)
5点差で開始した後半戦、相手にディフェンスノーマークのまま点をきめられてしまい、後半初得点を相手に許すも上山陽平(総政4)がシュートを決め、近藤ダノベン優一郎(法2)のディフェンスで相手のシュートを2回も阻止した。ここからGK野上の好セーブで7点差をつける。後半7分には伊禮颯雅(法2)から泉本、瑞慶山充貴(法3)らがパスを上手くつなぎ、伊禮雅が正面からのシュートを決める。上山、泉本のシュートで8点差をつけたが、ここで伊禮雅が3度目の退場処分を受けて失格となる事態が起きたが、「あまりないことなのでバタバタしたが、周りのみんながちゃんとしている選手なので落ち着いてやっていけた」(扇谷蓮・商3)「既存のメンバーが上手いので、退場は痛手でしたがそんなに焦ったりしていないです」(出口晴大・経済4)という言葉通り、このまま試合は点差をつけたまま進んだ。しかし後半18分相手にゴールを決められるとそのままシュートをカットし、速攻を決められてしまうが、試合残り5分では特に扇谷がシュートを2点きめて、37一31で試合は終了。
▲タイム時に集まるメンバー
今試合を振り返って野上は「ミーティングで話し合ったことができて、みんなの雰囲気も良かったので、いい形で試合を終われたのではないかと思います」と述べた。また早大については「去年までは競っていた相手で、あまり相性は良くなかったが、今試合では大きく点差をつけることが出来たため、早稲田に対して悪い印象はなくなったかなと思います」と評価した。途中同点になった場面もあったがあまり気にせず焦らず試合を続けられた様子だった。次戦は去年の秋季リーグで敗北した明大と当たる。扇谷選手は次戦へ向けて「この後の3試合全部勝って1位で終わりたいなと思います」と意気込みを述べた。残りの試合には去年インカレに出場した日体大も待ち受けているが、引き続き中大らしい試合展開が見ものだ。
◆試合結果◆
〇中大37(18ー13、19ー18) 31日大●
◆お知らせ◆
次戦は5月13日(土曜日)に三郷市総合体育館で行われる対明大戦です。
(記事・写真:丸尾彩華、山﨑あきこ)
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