• Twitter
  • facebook
  • instagram

学内選考スタート!藤原監督「タイムよりも順位を重視」─第17回世田谷246ハーフマラソン

2022年11月13日 東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場

全日本大学駅伝から1週間、いよいよ箱根駅伝に向けての学内選考レースがスタートした。世田谷ハーフマラソンに中大からは下級生を中心に13人がエントリー。白川陽大(文1)と東海林宏一(経2)がチーム内ワンツーでフィニッシュし、メンバー入りに向けてアピールした。

1年生にとってはタフなコースでの初のハーフマラソンとなった。藤原正和駅伝監督は「ハーフマラソンの経験値を上げたいのと、世田谷ハーフはコース的にもタフなので、特に箱根の後半区間の8区や9区、往路だと4区のアップダウンの適正の見極めを行いたかった。タイムよりも順位を重視しました」と今回のレースの目的を語った。

▲チーム内ワンツーの白川(右)と東海林(左) 

チーム内トップの白川は64分23秒でゴール。「全日本に調子を合わせていたので、若干この世田谷には合わなかった気がするが、疲れていた割には走れたのでよかった」とベストなコンディションではなかったものの実力を発揮した。チーム内トップでゴールしたことについては、「最低限だと思っていた。実績を残すことが他の1年生や強い3年生に迫るためには必要で、他校との勝負を意識していたのですが、ラスト競技場に入ってきてから他校の1年生3人に抜かれてしまったのが反省点です」と冷静に振り返った。

白川とは5秒差でゴールした東海林。思い描いた走りにはあとひとつ届かなかった。「チーム内でトップは絶対欲しくて、タイムも63分台で走れたら100点だと思っていたが、結果的に64分台で白川にも負けてしまったので箱根を目指す上ではまだ詰めが甘かった」と振り返る。1週間前の全日本大学駅伝は当日変更により出走はかなわなかった。「(大会前日は)本当に走らないのかなという疑問で頭の整理がつかなくて、時間が経つにつれて悔しさで走ることを嫌になるくらいだった」。悔しさから1週間、気持ちを新たに臨んだ今回のレース。「全日本の時はトレーナーの方から、過去最高に状態がいいと言われていて自信がありました。正直その状態でレースに出られないことが悔しくて、その分今回の世田谷ハーフの調子は大丈夫かなと思っていましたが、意外と上手く1週間調子を維持することができたので、世田谷は全日本のときほどではないですが、いい状態で臨めたと思います」と振り返った。

藤原監督は「全日本でメンバーから外れた東海林、白川が上位で走り切ってくれました。調整としては難しかったと思うのですが力のある所を発揮してくれて、チームとしては良かった」と評価した。また二人の後に続いた山口大輔(文2)と佐藤宏亮(文1)については、「なかなかここに合う調整ではなかったのですが、その中で65分台でフィニッシュしたので、2週間後のマーチ対抗戦と合わせてどれだけやってくれるか楽しみな部分ですね」とコメントした。

▲後半追い上げ、チーム内3位に入った山口

箱根まで残り1ヵ月半。11月は上尾ハーフマラソン、MARCH対抗戦、八王子ロングディスタンスと学内選考のレースが続く。「チームとしては箱根に向けてのモチベーションはかなり上がってきている状況なので、何としても目標の3位を達成できるようにやっていきたい」と藤原監督は力強く語った。

◆大会結果◆

14 白川陽大(文1)1:04:23
16 東海林宏一(経2)1:04:28
30 山口大輔(文2) 1:05:09
34 佐藤宏亮(文1)1:05:14
46 佐野拓実(経2)1:06:03
57 伊東大翔(文3)1:06:20
64 吉中祐太(文1)1:06:57
67 西優斗(法1)1:07:07
73 伊東夢翔(経1)1:07:22
82 吉居駿恭(法1) 1:07:50
85 小木曽竜盛(理工4)1:07:54
95 永島陽介(法1)1:08:37
112 折居幸成(法1)1:10:14

(記事:松本あゆみ、若林拓実 写真:鈴木咲花、若林拓実)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report