• Twitter
  • facebook
  • instagram

攻守ともに輝き勝利!ベスト4進出を決める─全日本学生ハンドボール選手権大会3回戦対福岡大

2021年11月9日 山梨県・小瀬スポーツ公園体育館

ベスト4に向けて負けられないインカレ3日目。中大は福岡大と対戦した。前半から攻守ともに良い流れで12点のリードを奪い、後半にやや点差を詰められたものの前半のリードを守り切り37ー27(22ー10、15ー17)で勝利。見事ベスト4進出を果たした。

▲シュートを放つ久保寺歩夢(文3)

試合開始直後、伊禮雅太(法2)が相手の意表を突く形で先制点を挙げると、その後も中大は主将の中村仁宣(文4)と蔦谷大雅(法3)を中心に果敢な攻めと連携プレーで相手を翻弄し得点を重ねていく。守備では13分に7mスローを与えてしまいピンチを迎えるも、宮城風太(経4)が「あそこで一本止めて流れを持ってきたかったので、思い切り止めようと思って体を張った」と話すように好セーブを見せ得点を与えず、前半を22ー10と大量リードで折り返した。

攻撃の中心として活躍した蔦谷

しかし後半、流れが変わる。中大は前半同様積極的にシュートを放っていくも相手キーパーの好セーブに阻まれ中々得点が出来ない。さらに福岡大の速攻を立て続けに喰らってしまい、前半の12点差を一時7点差まで詰められてしまう苦しい展開となる。そんな中、ポストの青雅俊(文3)が躍動する。「(相手の)裏が空いていたので自分的には動きやすかったのかなと思う」と自身で振り返るように、相手の隙を突いた動きでチームに貢献し、そこから徐々に得点を奪っていった中大は最終的に10点差をつけ勝利しベスト4進出を決めた。青の活躍について実方智監督は「うちには部井久アダム勇樹(法4)や中村翼(法4)、蔦谷大雅など上からシュートを打てる選手がいて相手が前に出てくるので、そこを青雅がスーッとずれてきて、うちにとってはそれが大きい。元々上手な選手ではあるがインカレになってからさらに成長している」と、高く評価した。

後半攻撃の流れを作った青

準決勝の相手はリーグ戦でも戦った筑波大。今回の試合同様に攻守の両面で素晴らしいプレーを見せて決勝に駒を進めることが出来るのか。注目が集まる。

◆コメント◆ 

実方智監督

「後半にノーマークを立て続けに外してもたもたしてしまった。明日、明後日とどんどん相手が強くなっていく中でノーマークを外すと流れが相手に行ってしまうので、良い意味でそこが今回の反省点。それでも10点差つけられたのはうちの強さじゃないかなと思う」

青雅俊選手

「(次の対戦相手である筑波大は)今年の代になって2回戦ってどちらも勝っているが、どのチームも今回が最後ということで自分たち同様気合を入れていると思うので、相手のペースに呑まれないように自分たちのやることをしっかりやりたいと思う」

◆試合結果◆
〇中大37(22ー10、15ー17)27 福岡大●

 

(記事:立花拓暉、写真:竹内賢心)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report