2024年4月30日 東京都・上柚木公園野球競技場
国士大1回戦はロースコアで制したが、今日の中大は打線が繋がり大量得点。7回コールドで打線も守備も圧倒的な強さをみせた試合となった。
初回からゲームは動く。先頭から相野七音(文3)、吉井愛斗(経2)が四球を選び出塁すると、山口剛大(文2)の右犠飛から先制点をあげる。その後中大打線は止まらない。岩井大和(経3)の中安打、佐竹秀也(商4)の二塁打、松浦祥真(経3)の中安打、田中元輝(経2)の適時打と4人連続打線が繋がるとこの回一挙5得点。完全にこの試合の流れを掴んだ。
▲ヒットを放った田中
2回裏には、主将の功刀史也(文4)が今シーズン2号目となるホームランを放ち、2点追加。続く3回、4回も1点ずつ点数を決め、4回終了時には更に相手との点差を広げ9点差とした。
▲今シーズン2号目の柵越えを放った功刀
投手陣は、先発の大山北斗(商3)が相手打線にヒットを許すも点数に結び付けず、5回を無失点で抑えた。続く6回を萬谷大輝(商2)、7回を田中駿佑(商4)が抑えた。
▲5回無失点に抑えた大山
7回には、先頭で出塁した三橋朋徳(経4)が功刀の適時打、相手の悪送球の間にホームへ生還。10点差とし、圧倒的な強さをみせ7回コールドで試合を終えた。
▲ホームベースに戻ってきた三橋
試合後小泉監督は今日の試合の展開について「主導権を先に握れたというのが大きかった」とし、「点差ではないということをベンチで結構言っていたので、そこを自分たちの声にして、集中切れなかったのがよかった」と点差がある中でも点を取りにいく姿勢を評価していた。投手陣については、「0で抑えてはいるけれど、強いて言えば3人で切り取ってくれるような回が増えてくればもっと楽だしそこからの流れは必要なので」とさらに上を求めていた。
この試合で国士大から勝ち点を獲得した中大。主将の功刀は次戦の帝京大戦に向けて「自分たちらしい守備から流れをつくる野球をして、必ず勝ち点を勝ち取れるように」と意気込んだ。9季連続の春季リーグ優勝へ着々と近づいている。
◆試合結果◆
〇中大 10x-0 国士大●(7回コールド)
大学名 123 456 7 計
国士大 000 000 0=0
中 大 521 100 1x=10
(記事・写真:髙橋若夏)
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