2024年10月15日 東京都・スリーボンドベースボールパーク上柚木
今季初の勝ち点がかかった重要な一戦に挑んだ中大。先制点をもぎ取るも専大の勢いに押されタイブレークまでもつれ込む大接戦となったが、見事に試合を制した。
試合は初回から動いた。先頭打者の吉井愛斗(経2)が左安打で出塁すると、2番岡部匡人(経2)が送りバントを成功させ、走者を進める。続く功刀史也(文4)は右飛に倒れるも、4番佐竹秀也(商4)の左適時二塁打で吉井が見事生還。貴重な先制点をあげた。この場面を佐竹は「チームを勢いつけれたらなと思って(打席に)入りました」と振り返った。
▲先制点を挙げた佐竹
次に試合が動いたのは4回の裏。先発の三橋朋徳(経4)が一死満塁のピンチを招くも、ゴロに打ち取り岩井大和(経3)が三塁走者の生還を阻止する。なおもピンチが続くも、その後の打者を三振にしとめ、3つ目のアウトをもぎ取った。このピンチをしのいだ後も三橋は無失点ピッチを繰り広げ、5回被安打2の好投をみせた。なかなか思うように勝ちがつかない今大会、三橋は「相手も結構東都ナンバーワンを争うくらいの好投手だったので、自分としても仲間というか打者陣を信じて、一点取ってくれれば勝てるだろうと思われるくらいのピッチングをしてやろう」と意気込んでこの試合に臨んでいたと語った。
▲好投を見せた三橋
その後、7回に失点し試合はタイブレークにもつれ込む。まず、この回先頭打者の相野七音(文3)が左安打を放ち満塁とした。続く代打山口剛大(文2)が三振に打ち取られるも、1番吉井はこのチャンスを逃さなかった。試合後、「ワクワクしながら打席に入った」と語った吉井の中適時打で三塁走者が生還し、得点に成功した。10回の裏の守備では9回から登板した大山北斗(商3)が隙を見せないピッチングで次々と打者を打ち取り、見事勝利を掴んだ。
▲決勝打を放った吉井
総力戦の末に粘り勝ちし、ようやく掴んだ今季1つ目の勝ち点。なおも負けられない戦いが続くが、粘り勝ちの勢いそのままに10季連続のリーグ優勝に向けて一戦必勝で戦う彼らから目が離せない。
◆試合結果◆
○中大 2-1 専修大●
チーム 1 2 3 4 5 6 789 10 計
中 大 100 000 000 1= 2
専 大 000 000 100 1=1
(記事:篠原ひなた、浅野詩多 写真:浅野詩多)
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