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2名がベスト8まで進むも、惜しくも敗退―第72回全日本学生剣道選手権大会

2024年6月30日 東京都・武蔵野の森総合スポーツセンター

第72回全日本学生剣道選手権大会が行われ、中大からは5人が出場した。うち2人が準々決勝に進出したものの、どちらも準々決勝での敗退となった。

出場した小畔直(法4)、山本莞典(経4)、山野慎治(法3)、福岡勇馬(経2)、林尚輝(経2)全員が1回戦を突破(福岡は2回戦からの出場)。勢いをつけて2回戦に臨むが、ここで山本が田淵(中京大)にメンを決められ悔しい敗退となった。他の4選手は2回戦を突破し、3回戦に進んだ。まず、山野は三宅(法大)に引きメンを決め一本を先取。だが、その後三宅にメンを決められ、延長戦となる。山野も冴えた攻撃を見せたが、三宅に二本目のメンを決められ敗退となった。小畔、福岡、林はそれぞれメンを決て勝利をつかんだ。迎えた4回戦。小畔は、川崎(日体大)と対戦。序盤にメンを決めるもコテを取り返され延長戦に入ったが相手がコテを打とうとしたところを抜いてメンを決勝利した。福岡は川上(鹿屋体大)と対戦し、延長戦で川上のツキを押さえてメンを決勝利をつかんだそして、は遠藤(東海)と対戦。試合開始直後出ゴテを先したが、時間内に遠藤にメンを取られ、延長戦に持ち込まれる。延長戦でも積極的に攻めたが、相手にを決められ、敗退した。5回戦では、小畔は中尾(法大)と対戦。中尾が大きく手元を上げた瞬間に鋭いコテを決め、一本を先取。直後、再度コテを決め二本勝ちを収めた。福岡は久米田(国士舘大)と対戦延長戦になるが、相手が福岡の攻撃を防ごうとした一瞬を逃さずコテを決、小畔と同じく5回戦を突破した。

迎えた準々決勝。小畔は、中田(国士舘大)と対戦。試合序盤に中田に一本を先取される、相手のを捉えてメンを決め、延長戦に持ち込む。互いに鋭い打突を繰り出す緊張感の中、中田のメンが決まり、小畔はここで敗退となった。福岡は、田城(筑波大)と対戦。試合中盤、福岡がコテに出たところで相手にメンを打たれ、一本を先取される。福岡は攻めの姿勢を崩さなかったものの、時間内に取り返すことができず、小畔と同じく準々決勝での退となった。

▲打突の機会をうかがう小畔(上)、福岡

小畔と福岡は、ベスト8といこの結果に悔しさを滲ませたしかし、共に秋の全日本学生剣道優勝大会に向け気持ちを切り替えている。秋には日本一の称号を手にすることを目指し、これからの稽古でそれぞれの課題克服に努める。秋にはどのような景色を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

◆試合結果◆
ベスト8:小畔、福岡

一回戦
〇小畔メ―永沼(関学大)●
〇山本コ―熊崎(福井工大)●
〇山野メ―橋本(信州大)●
〇林メ―藤本(山口大)●

二回戦
〇小畔メ―緒方(鹿屋体大)●
〇林メ―中村(北大)●
〇福岡コ―松原(大阪体大)●
〇山野メド―坂下(中京大)●
●山本―メ田淵(中京大)〇

三回戦
〇小畔メ―緒方(阪大)●
〇林コ―中野(環太平洋大)●
〇福岡メ―三宅(明大)●
●山野メ―メメ三宅(法大)〇

四回戦
〇小畔メメ―コ川崎(日体大)●
〇福岡メ―
川上(鹿屋体大)●
●林コ―メメ遠藤(東海大)〇

五回戦
〇小畔ココ―中尾(法大)●
〇福岡コ―久米田(国士大)●

準々決勝
●小畔メ―メメ中田(国士大)〇
●福岡―メ田城(筑波大)〇

(記事:白旗風花、写真:松本あゆみ、白旗風花)

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