2024年3月23日 神奈川県・青山学院大学緑が丘グラウンド
今年から初の試みとして始動した関東ラクロス七大学戦の第4戦、ここまで3連敗と苦戦する中大は青学大と対戦。一時同点に追いつかれる場面にも直面したが、流れを渡すことなく8得点を挙げ念願の初白星を手にした。
試合は第1Qから中大のペースで進む。開始序盤に素早いパスワークから先制点を決め、そのままの勢いで副将沈凡翔(国経4)が追加点を入れて2-1で終える。
第2Qも優勢に展開するが、第3Qで青学大に守備の隙間を突かれ1点を献上、同点に追いつかれてしまう。初戦一橋大戦でも同じく第3Qで同点、逆転を許してしまったこともあり、同じ轍を踏むわけにいかない中大は第3Q終了間際、青学大のファウルで人数が減ったタイミングでオフェンスリーダーである増岡大貴(経4)が得点し、勝ち越しを決めた。「チームを勝たせようっていうのを常に持っているので、それがちょうどいいタイミングになったって感じです」と自身のプレーを振り返り、うれしさをにじませた。
▲勝ち越しの1点を決める増岡
さらに最終第4Qには沈が連続で3得点を挙げ、青学大に大差をつけて七大学戦で初勝利を果たした。「(前3試合で)結構悔しい思いをしたので、今回の試合は絶対に決めてやるって思いで試合に入って、最初のクォーターでいい得点が生まれたのでそこからもうノリに乗って重ねていこう」と最初の得点で自信をつけたことで最後の大量得点につながったと語ってくれた。
▲4得点に絡む活躍を収めた沈
▲初勝利に喜ぶ選手たち
次戦に向けて、沈は「オフェンスのターンオーバー(相手の攻撃中ラケットから出たボールを奪い、自身の攻撃へと転じること)が課題にあって、今回の試合も少し見受けられたので、そこを改善していって、次はディフェンスに楽な試合をしてあげられるようなオフェンスを完成させたい」と課題の克服を挙げ、増岡は「3連敗しちゃったので(優勝は)難しいかなって思うんですけど、自分たちの目標としているところは七大学戦の後のリーグ戦なので、そこに向けてしっかりといい収穫だったりとかは持ち帰れたらいいかなと思います」と夏のリーグ戦を視野に入れたコメントを残した。前の失敗を引きずらない、同点に追いつかれても諦めない姿勢、今後も躍進が楽しみである。
◆試合結果◆
〇中大 8-5 青学大●
◆お知らせ◆
次戦は3月31日(日曜日)に獨協大学グラウンドで行われる対獨協大戦です。
(記事・写真:大日方惠和)
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