8月16日 駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場
今季リーグ戦第2戦目の相手は昨年のリーグ戦準優勝の東大。毎年好成績を残している強豪の東大相手に、序盤こそ苦戦するもすぐに中大ペースへと盛り返す。第2クオーター(Q)で逆転すると、そのままリードを保ち最終スコア9-5で点差をつけての勝利となった。
▲得点に喜ぶ選手たち
「一つの山場として考えていた。ここで勝てばチームも勢いに乗る」(佐々木淳主将・経4)と今試合に臨んだ中大。第1Qから両者は激しくぶつかり合い、攻防戦が続く。しかし先に均衡を破ったのは東大だった。ゴーリーのスキを突かれ先制点を奪われてしまう。取り返そうと攻撃の手を強めるも、相手の2点目が決まり応援席からは次々と熱い言葉が投げられた。そしてそれに応えるかのように13番塩谷祐生(経4)のショットが決まると、会場が沸く。その後は流れが変わることなく、そのまま2-1で第1Qを終えた。続く第2Qでは試合の流れが変わる。71番島川皓丞(商4)の同点ショットが成功すると、勢いに乗った攻撃陣が再び仕掛ける。第2Q終了間際、10番小松勇斗(商3)がショットを決め、スコア3-2と逆転を果たす。
▲ショットを放つ77番荒井優斗(総3)
第3Qも両者譲らない展開となった。序盤に荒井が相手ディフェンスのスキを突き豪快なショットを決めると、それを返すかのように東大もショットを決める。取ったら取り返されるシーソーゲームとなるも、点差を保ったままスコア6-4で第3Qを終えた。2点リードで迎えた勝負の最終Q、FOをきっちり取ると、攻めの手を緩めずにそのまま相手陣地まで攻め込む。71番島川が本日2点目となるショットを成功させ、さらに点差を広げる。負けじと東大も1点返すが、10番小松も本日3点目となるショットを決めて点差をキープする。8-5と3点差の中、中大はそれでも攻めの姿勢を止めない。試合終了まで残りわずかという場面で、77番荒井がダメ押しの1点を決めると、最終スコア9-5で中大がうれしい白星を飾った。
▲試合後ハイタッチを交わす選手たち
「3点決めれてよかったけど、なによりチームが勝てたことが一番うれしい」(小松)と今試合ハットトリックを決めた小松は振り返る。強豪の東大相手に「しっかり準備をして臨んだ。それを発揮できてよかった」(佐々木主将)と日頃の努力が報われたことを語った。目標は「学生日本一」。連勝の勢いそのままに、頂上まで駆け上がる。
▼試合結果
○中大9-5東大●
(1-2,2-0,3-2,3-1)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部