2022年4月29日 ダイドードリンコアイスアリーナ
リーグ戦も残り2試合。優勝に向けて絶対に負けられない中大は昨季の秋リーグ、そしてインカレと敗北を喫した東洋大と対戦した。第2ピリオドまでは「自分たちのやりたいホッケーができていた」(夏野晃輔、商2)と1点ビハインドの状態ながら中大らしいホッケーを見せていたものの、第3ピリオドになると状況は一変。東洋大の激しい攻めに相次いで失点を許してしまい2-7で敗北した。
〈第1ピリオド〉
大事な立ち上がりとなる第1ピリオド。序盤から東洋大は高い攻撃力を見せつけ中大ゴールに迫ってくるも、GKの石川が好セーブを見せて得点を許さない。このまま両チーム無得点で終えるかと思われた開始13分、守備の隙を突かれて先制を許してしまう。中大も権平主将(総4)、横須賀大夢(総1)を中心に少ないチャンスを生かそうとするも得点できず0-1で第1ピリオドを終える。
▲ゴールを守る石川
〈第2ピリオド〉
流れを変えたい第2ピリオド。なんとしても追いつきたいところだったが、開始3分後には再び東洋大にシュートを決められ2点ビハインドの状態にされてしまう。さらに開始8分にメンバー2人が相次いで退場してしまうピンチを迎える。しかしここを4人で守り抜くと開始12分、「自分たちの攻めたいターンで決めれて良かった」(夏野)と語るように夏野がリバウンドからしっかりとパックを押し込み待望の同点打を決める。このまま流れを引き寄せられるかと思われたが、その後は種市悠人(総4)を中心に何度かチャンスを作るもあと一歩のところで東洋大の守備に阻まれ1-2で最終ピリオドを迎える。
▲ゴールに喜ぶ選手たち
〈第3ピリオド〉
運命の第3ピリオド。再度同点を目指し必死に攻めていくもなかなか得点できず、逆に開始1分で追加点を許す。さらに7分49秒、9分17秒と続けて退場者を出してしまいまたしても4-6の数的不利な状況となると、あと2秒で一人目の退場者がリンクに戻れる7分47秒で得点を奪われリードを3点とされる。その後は「勢いもあるし決定力もあった」と八戸了監督が振り返るように、完全に東洋大ペースとなり中大は防戦一方。16分、17分と立て続けに決められ一気に5点差まで突き放されてしまう。59分には種市がシュートを決めてなんとか2点目を獲得するも終了直前に得点されて試合終了。2-7と悔しいゲームになってしまった。
▲シュートを放つ種市
リーグ戦優勝に向けて非常に厳しい状況となった中大が最後に対戦するのはこれまで幾度となく接戦を繰り広げてきた明大。「最後は何とか勝って春を終えたい」(八戸監督)と語るように、勝利で春を締めくくれるか。最終戦に期待が高まる。
◆試合結果◆
●中大 2(0-1,1-1,1-5)7相手大〇
(記事:立花拓暉、写真:大川穂乃佳)
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