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数年ぶり対戦を勝ち切り、連敗阻止ー2023年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対日体大

2023年9月30日 ダイドードリンコアイスアリーナ

外は残暑に見舞われる中、氷上でもリーグ第4戦の熱き戦いが繰り広げられた。相手となる日体大は、今年からグループAに参戦してきた「最後まで足が動いて、体力があるチーム」(小形諒人、経4)。そんな勢いのある好敵手を、中大は「非常に心身ともに疲れるゲーム」と八戸了監督が評する試合内容だったが、5-2で退けた。

▲勝利を決め、喜ぶ選手たち

第1ピリオド

ここ数年、対戦のない両者だけに序盤は、探り合いの試合展開となる。9分、日体大の選手の退場でチャンスを得ると、審判のアクシデントによる中断を契機に、攻撃へと転ずる。退場選手の復帰までに、なんとかゴールへとパックを掻き込もうとする中大であったが、守備の枚数を増やされ、先制点を逃す。その約5分後、中大はパックを奪うと、今度はすばやくパスとシュートを繰り返して相手の守備を散らし、小形がゴールライトを点灯させた。18分には夏野晃輔(商3)がゴーリーの位置を冷静に見定め、華麗に1点を追加した。

▲相手と競り合う夏野

第2ピリオド

開始早々、夏野が相手ゴーリーとの1対1に持ち込むが得点ならず。続いて荒木零士(総2)、角丸陸斗(国経2)も果敢に攻めるが決まらない。その後も、佐藤佑哉(経4)、横須賀大夢(総2)、森星輝(文1)、大野将輝(商3)らが次々にシュートを放つもゴールを捉えることができない。ここで力を発揮したのはゴーリー、川合温大(文2)。中大はこのピリオド、計3つのペナルティを取られ、相手がパワープレーとなる時間が多かったが、1点も許さなかった。その姿に応えるように、小形、畑山隆貴(総4)のアシストから、沼田陸(文3)が見事ゴールし、3点差で最終第3ピリオドを迎えた。

▲パックをキープする木村裕翔(商2)

第3ピリオド

「カウンターで(点を)取られたり、不用意なペナルティを取られたり、自滅です」と八戸監督が語るように、空気感が一変した第3ピリオド。開始5分からの3分間で両サイドを崩され、遂に1点差に迫られる。この追い上げに、日体大が盛り上がりを見せるが、16分に高速カウンターから角丸がゴールに流し込み、追撃を振り切った。試合終了間際には、種市悠人(総3)にゴーリーを置き去りにする技あり得点が飛び出し、勝利を決定づけた。

 

試合後、小形は「流れ悪くなってたんですけど、最後勝ち切れてよかった」と安堵した。本日の勝利で2勝2敗と星を五分に戻したが、上位が予想されるチームとの対戦が残る中大。苦戦が続く中で、今は勝利あるのみだ。

◆試合結果◆
〇中大5(2-0  1-0  2-2) 2日体大●

◆お知らせ◆

次戦は10月1日(日)に行われる対明大戦です。

(記事:福田菜緒、牧島駿太、写真:塚越香都、福田菜緒)

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