2025年10月4日 ダイドードリンコアイスアリーナ
中谷采士郎(総1)がハットトリックを達成し、試合の主導権を握る。後半から相手の猛攻が激化する中、冷静に対処し勝利を収めた。
〈第1ピリオド〉
試合序盤に先制点を奪われてしまい追いかける展開となった。パックの取り合いが激化する中、横須賀大夢(総4)のアシストから関椋太(商1)が得点を決める。関の得点を皮切りに中大の勢いが加速していく。森星輝(文3)が力強いシュートを打つが惜しくも弾かれてしまう。しかし、ゴール際にポジションしていた中谷采士郎(総1)がパック押し込み得点をあげた。開始15分、関が相手からパックを奪い横須賀へパスする。横須賀はすぐさま中谷へ繋ぎ2得点目をあげ、3-1で第1ピリオドは終了した。
▲ゴールを決めた中谷
〈第2ピリオド〉
2点リードで迎えた第2ピリオド、中大が立ち上がりから主導権を握った。開始3分、森からのパスを受けた中谷が、キーパーとの1対1を冷静に沈め、貴重な3点目を獲得。さらにその直後、森のシュートが一度阻まれるも、こぼれ球に素早く反応した中谷がパスを送り、これを関が押し込んでゴール。一気に点差を広げ、中大の流れが来るかと思われた。しかし、ここで法大がタイムアウト。流れを断ち切ると、再開直後に法大がペナルティーを取られ、中大にパワープレーのチャンスが訪れた。この決定機を得点につなげきれずにいると、逆にパワープレー終了直後、法大が一気に勢いづいてゴールを決め、反撃の狼煙を上げる。さらに勢いに乗った法大は、その後も追加点をあげて点差を縮め、試合は再び緊迫した展開となった。
▲喜ぶ中谷(左)と関(右)
〈第3ピリオド〉
第2ピリオド終盤にかけて勢いづいた法大は、第3ピリオドも勢いそのままに果敢に攻め込んでくる。中大も鈴木渡硫(商3)、下坪久晃(商4)らがシュートを放つも、相手ディフェンスの堅実な守備に阻まれ、枠をとらえることができない。中盤、徐々に試合が落ち着き始めた中、伊藤一海(商1)がペナルティを取られ、人数的に不利になった中大は再び攻め込まれる。しかし、中大はこの局面を乗り切り、危ない展開が続きながらも試合は終盤へ。試合時間残り2分。点差は依然2点とキーパーを下げ、攻撃してくる法大。その隙を突いた藤間航哉(経4)のパスを荒木零士(総4)がシュートするも枠をとらえられない。しかし、ゴール前に残ったパックを最後は鈴木が押し込み、試合を勝利に大きく近づける追加点を決めた。試合はそのまま逃げ切った中大が勝利を修めた。
▲パックを保持する荒木
◆試合結果◆
〇中大 6(3-1、2-2、1-0)3 法大●
◆コメント◆
中谷選手
──今日自身のプレーを振り返って
自分のプレーというか、仲間が点数自分が取れるように動いてくれたので、自分だけの動きじゃなくて、仲間の動きがとても良かったなと思います。
──ハットトリックを決めた感想
全部自分にいいところに回ってきたので、あと決めるだけだったので良かったです。
──チームの雰囲気
2ピリ終わってチーム5点取ってて、でも後半はちょっと緩んで危ない場面多かったので、そういうところは次の試合にいくら点数取っても、気引き締めてやるってことは大事だと思いました。
──次戦(東洋大戦)について
相手とても強くて、すごいハードにプレッシャー来ると思うんですけど、そこは受け身にならずに自分たちのホッケーできるように頑張りたいなと。
八戸監督
──今日の試合を振り返って
決めるところで決められなくて、最後はちょっとタイトなゲームになっちゃいましたけど、勝てて良かったですね。
──今リーグ中盤、最近のチーム状況と雰囲気は
チームの状況は、やっぱり角丸が怪我してしまって、苦しい戦いには、明治、今日の試合となっていますけど、雰囲気は悪くないと思うので。
──今日の試合の流れ
やっぱり、決めどころで決めないと、最後苦しい試合になってしまうし、前半に、そういうチャンスをものにしていれば、こんなタイトなゲームにはならなかったと思うので、そこに尽きると思いますね。
──来週の試合(東洋大戦)に向けて
(相手の)東洋が今日も延長戦で勝っていますけど、全勝できているので。そこにまず土をつけたいっていうのと、先週と今日と、完全に波に乗り切れていないところもあるので、来週ものにして、チームの雰囲気を上げていきたいなと思います。
(記事、写真:水崎菜花、野村真、塚越香都)
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