12月6日 ダイドードリンコアイスアリーナ
アジアリーグで活躍するチームが集まりアイスホッケーの日本一を決める日本選手権。秋リーグを準優勝で終えた中大はこの大会に出場し、昨年の王者、王子イーグルスと対戦した。結果は1-5で初戦敗退となったものの「勉強になる試合になった」(齊藤大知・法4)と約2週間後に控えるインカレへ向け、実りのある試合となった。
〈第1ピリオド〉
さすがは昨年の王者、ミスがなく安定したパス回しで魅せ、ゲーム開始約7分。先制点を献上。第1ピリオド残り5分には中大はペナルティを続けて取られ3人対5人の不利な状況をつくる。しかし、ゴーリー合田聖(経4)の好セーブが光りゴールを守りきった。そのまま、両チーム得点することなく第1ピリオドを終えた。
▲会場を沸かせた嶋貫一真(法2)の空中でのシュート
〈第2ピリオド〉
第2ピリオド開始15秒。中大にパックを触らせることなくパックを押し込まれ、立て続けに相手3得点目を与えてしまう。しかし、ここで齊藤がエースとしての意地をみせる。キルプレーの第2ピリオド14分。長岡からの「いいパス」(齊藤)を受け取るとそのまま相手のディフェンス陣をかわしシュート。パックは相手ゴーリーにまたの下を抜けゴールに吸い込まれ、中大にとって「大きな一点」(阿部翼主将・総4)となった。その後、追加点を決められ第2ピリオドを1-4で終えた。
▲パックを運ぶ齊藤
〈第3ピリオド〉
なかなかパックに触らせない昨年の王者。中大も屈せずにシュート数を確実に上げていく。しかし、試合残り約2分。相手最終得点となる5点目をあげられ、1-5で試合終了した。
▲試合後の選手たち
「今やれる最大限のことはできた」(八戸監督)。アジアリーグで活躍する実業団との試合は「試合の入り、パスの正確さ、動き、全て勉強になった」(阿部主将)。「みんなで優勝したい」(齊藤)。それぞれの思いを背負い「悔いが残らないように最大限の努力」(八戸監督)をしインカレへ挑む!
▼試合結果
●中大1(0-1,1-3,0-1)5王子イーグルス〇
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部