開幕まであと4日に迫ったアイスホッケー秋季リーグ戦。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で春季リーグ戦の中止やステイホームを余儀なくされ、一時は合同練習や施設でのトレーニングさえままならない状況に追い込まれた。そして遂に、10月18日(日)感染防止対策を徹底した上で秋季リーグ戦の幕が上がる! そこで今回は、6回にわたり注目の選手にコロナ禍の向き合い方や試合への意気込みについて語ってもらった。第3回は「バランスの良い選手」とチームから定評の嶋貫一真(法3)。
※この取材は10月3日に電話にて行われたものです
――新型コロナ感染拡大によって試合が中止されましたが、その時の率直な気持ちを教えてください
「さみしいというより悔しいっていう気持ちが強かったですね」
――どういう面で悔しかったのですか
「3年目になってチームの中心メンバーとしてこれから3年目やっていこうと2年目の時から考えていたので、自分の中でも3年目は気合が入っていました。昨年12月末に昨シーズンが終わって春の大会が今年の4月からだったんですけど、2か月くらいオフでした。その期間、自分でしっかりトレーニングをして準備していたので3年目に対する楽しさはありました。それがなくなってしまったっていうのは悔しい面がありました」
――その悔しさとどのように向き合いましたか
「いつ集合になるのか分からないっていうのがすごく難しくて、毎月、5月に集合できるかも、6月に集合できるかも、7月、8月…っていうのが何回も続いて『ああ、またダメなんだ』って気持ちの浮き沈みが激しかったりしましたね。その中でも、やっぱりトレーニングは毎日やっていました」
――そういう時にどのように気持ちを切り替えていましたか
「自家の犬に癒してもらうことですね」
――こんな状況だからこそ逆にプラスに捉えられたことはありますか
「普段当たり前に行われていた大会がこうやってなくなるっていうのは、今まで自分ができていたことは当たり前ではなくて、ホッケーの関係者でしたり、大会を運営してくれる人とか、審判をしてくれる人とか、そういう色んな人の支えがあって、できているんだなって改めて感じました」
――秋リーグへの意気込みを教えてください
「どこのチームとやるときも最初で最後なので、相手がどうこうというより自分たちがどれだけやれるかっていうのが大事になってくると思います。秋リーグまで時間はないんですけど、どれだけチームで仕上がっていけるかっていうのと、個人でもしっかり結果を残せればと思います」
〈嶋貫一真・プロフィール〉
生年月日:1999年9月30日
出身地:北海道
自分の強み:ゴールに直結するようなチャンスになるパス
好きな映画:「8年越しの花嫁」
テンションをあげるときに聴く曲:ONE OK ROCK の「完全感覚dreamer」「The Beginning」
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部