2021年3月24日 朝霞中央公園
東都学生軟式野球の頂点を決める春季リーグ戦が開幕した。今リーグは一昨年に中大が優勝した全日本選手権(昨年は中止)につながる大会であり、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指す中大には避けては通れない関門である。
中大は緊急事態宣言の影響で練習の開始が2月16日と少し遅くなってしまい、いささかの不安は残るものの、今年に入って初めての試合となる東洋戦を勝利で飾り、リーグ優勝に向けて幸先のいいスタートを切りたい。
中大は多摩キャンパスでの紅白戦で好投を見せた藤井健也(経3)が先発。初回を3人で終わらせて好調な立ち上がりを見せたが、二回に東洋打線につかまってしまい、自身の四球なども絡み3失点を許し、2回で降板。3回に山下乃亜(文2)が登板して1点を相手に与えたものの、その後は得意の継投で無失点に抑えた。
▲好リリーフをみせた山下
打線もピリッとしなかった。初回に3つの四球で満塁にするなど再三のチャンスを作るものの、生かすことができず、東洋大の投手の前に散発の二安打に終わり、結果としては0対4の完封負け。岩下監督は今試合を「チームの状態は悪くないと思うが対外試合の初戦ということもあり、チームの力が出しきれなかったように感じる。これから立て直していきたい」と振り返った。
▲力強いバッティングをみせる吉味剛希(商3)
チームにとって悔しい敗戦になったが、中島修平主将(経3)が「選手個々に力のある選手が集まったチームだと思う」と振り返ったように本来の実力を出せさえすれば十分にリーグ優勝を狙えるチームであるのは間違いない。まだ始まったばかりのリーグ戦で選手たちがどんな活躍をするのか非常に楽しみだ。
▲対外試合初戦を勝利で飾ることはできなかった
◆試合結果◆
学校名 123 456 789 =計
中 大 000 000 000 =0
東洋大 031 000 00× =4
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部