2022年９月21日 埼玉・戸田北部市営球場
新１年生の加入によって厚みの増した投手陣と鉄壁の守備陣で、ここまでの３試合でわずか３失点と守りの活躍が顕著な中大。２勝１分と負けなしで迎える第４試合は、昨秋王者の明学大との一戦となった。
中大の先発はエース山下乃亜主将（文３）。ここまでの全試合で先発を務めている大黒柱は、初回から３回までを９人で終える完璧な立ち上がりを見せると、その後も相手打線を寄せ付けず、５回までを無失点無四球４奪三振と見事に先発の役割を果たしてみせた。
山下主将を援護したい打線は初回。２死一塁から、４番の竹林龍（文２）が右中間に先制の適時三塁打を放ち先制に成功すると、５回には１死満塁の好機で山下主将が左翼に自らを援護する２点適時打を放ち、点差を３点に広げた。
▲５回無失点の好投に加え自らを援護する２点適時打も放ち、投打に活躍した山下主将
続く６回、勝ち投手の権利を手にした山下からマウンドを託されたのは１年生の牧温人（法１）。持ち味の速球で相手打線を押し込み、２回を無失点に抑える堂々の投球を見せた。８回も継投で無失点に抑えると、９回は守護神の田中樹（商３）がそれぞれ無失点に抑え完封勝利。与四死球も４投手通じて一つのみと投手陣の盤石ぶりを見せつけた。
▲1年生ながら２回無失点と堂々の投球を見せた牧
この勝利で３勝１分の勝ち点17としっかりと首位固めに成功した中大。山下主将は「テーマとしていた戦力の底上げができてきた」と戦力に手応えを感じていた。二季ぶりの優勝をもって春の雪辱を果たす。
▲ファインプレーを見せたナインを出迎える中大ベンチ
◆試合結果◆
チーム １２３ ４５６ ７８９ ＝計
明学大 ０００ ０００ ０００ ＝０
中 大 １００ ２００ ０００ ＝３
（記事：今諒平 写真：今諒平、渋谷海翔）
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