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春季リーグ戦無傷の開幕3連勝!新主将・副主将が投打でチームをけん引─令和6年度東都学生軟式野球春季リーグ戦対国学大

2024年4月19日 埼玉県・戸田北部公園野球場

春季リーグを2勝0敗とし無敗のまま迎えた国学大戦。試合中も絶えず強風が吹き荒れる中、中大は序盤こそリードを許し接戦となったが最終的には4点差をつける快勝。開幕からの連勝を3に伸ばしチームとしての好調さを印象付けさせた。

中大の先発はエース・主将牧温人(法3)が務めた。しかし、初回から相手打線に粘られる中2回裏、味方の失策も絡み先制点を許してしまう。この2回で39球を費やした牧は試合後「球が上ずってしまった」と振り返った。さらに強風や巻き上げられた砂による視界不良により球審がタイムを宣告する場面もあるなど我慢の展開が続く。

▲ 先発を務めた牧

打線は4回表に相手の失策などに乗じて2点を返し逆転に成功し2-1とするも、その裏に同点に追いつかれてしまう。しかし5回表、4番を務める副主将福島諒平(文3)が左前適時打を放ち勝ち越しに成功する。

さらに7回表、2死二、三塁から福島が今日4打点目となる3点本塁打を放ち相手を突き放す。福島は7回の打席を振り返り「毎試合毎試合、牧が粘って投げていてくれたので、4番として絶対に打たなくちゃいけない」とまさに4番打者としての意地を見せた一打となった。その裏福島は三塁手として守備でも躍動する。相手打者の三ゴロをスライディングキャッチで華麗に処理、続く打者のファウルフライに飛びつきアウトにするファインプレーを見せ、相手に流れを渡さなかった。

7回表 3点本塁打を打つ福島

本塁打を放ちパフォーマンスを披露する福島と中大ナイン

打線の援護を受け、先発牧は5回から圧巻の投球を披露する。5回裏の二者連続三振を皮切りに9回裏までの計5イニングを無四球6奪三振の完全投球。飛球を自身で処理するなど守備でも積極性を見せ相手打線を完璧に封じ込めた。牧は自身の投球を振り返り「中盤以降は低め低めに丁寧に(ボールを)集めてゴロを打たせていい仕事をして投げることを意識しました。」と冷静に分析をした。

主将、副主将がそれぞれエース、4番としてチームを引っ張る新体制が目指すのは春季リーグ制覇と全日本大会優勝。次なる相手は昨年度秋季リーグ優勝を果たした強豪明学大。投打の頼もしい軸を擁する中大の躍進に注目だ。


◆試合結果◆
〇中大6-2国学大● 

チーム 123 456 789=計

中 大 000 210 300=6
国学大 010 100 000=2
コメント
牧主将
──開幕三連勝、チームの状態は
雰囲気も良くて春合宿、春の練習で徹底してきたバッティングも3試合で20得点できているので非常に好調かなと思います。

福島副主将
──次戦に向けての目標
4番として一本打ってチームに貢献すること。もちろん一番優先するのは「チームの勝利」ですね。全日本優勝に向けて、次戦も結果を出したいと思っています。


お知らせ
次戦は4月24日(水曜日)に戸田北部公園野球場で行われる対明学大戦です。
(記事:湊谷昂太郎 写真:松本あゆみ、松岡明希)

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