• Twitter
  • facebook
  • instagram

決勝トーナメント進出ならず―第69回全日本相撲選手権大会

12月6日 両国国技館

コロナ禍で異例づくしとなった今シーズン。そんな中、感染対策を徹底した上で、全日本相撲選手権大会が開催された。

▲マスクをつけ集中した表情の住木厳太(法3)。今大会では試合直前までマスクの着用が義務付けられた

中大からは4選手が出場した。

最初に登場した持田典将(法3)は、「メンバーに入れてもらい去年より多く試合に出させてもらったので、チャレンジャーの気持ち」で臨んだが、叩き込みで1回戦敗退となった。

▲果敢攻めていった持田(左)。今大会の経験をラストイヤーに生かしたい

菅野陽太(法4)はけがやコロナの影響でコンディションの良くない中、今大会を迎えた。1回戦は寄り切り、2回戦は上手出し投げで勝利し、決勝トーナメント進出をかけた3回戦へ。しかし、押倒しで敗れ、決勝トーナメントまで1勝及ばなかった。試合後、「思った以上に自分の相撲が取れずに負けてしまったので、悔いの残る試合だった」と振り返った。

▲安定した相撲で寄り切る菅野(1回戦)。最終年でも結果を残したかった菅野だったが、けがが響き難しい大会となった

次の住木は、寄り切りで1回戦での敗退となった。それでも試合後、「来週のリーグ戦でしっかり勝つ」と先を見据えた。

最後の登場となった西川登輝(法4)は、「インカレで負けてしまったので、ここで優勝して取り返そう」と臨んだ。1回戦は叩き込み、2回戦は突き出しで、圧巻の相撲を取り勝利する。決勝トーナメント進出が期待されたが、3回戦は引き落としで敗れ、決勝トーナメント進出とはならなかった。試合後、「自分の突き相撲を取れなかったのがダメでした」と振り返った。

▲突きで押してく西川(左)。インカレでは惜しくも優勝を逃し、ハングリー精神で臨んだ今大会も悔しさの残る結果となった

中大からの出場選手4人全員が、3回戦までで敗退。決勝トーナメントに中大勢の名前が載ることはなかった。

4年生の菅野と西川は卒業後はプロに進む。
卒業する4年生、中大相撲部の今後の活躍を期待したい。

記事・写真 「中大スポーツ」新聞部