2023年9月1日 神奈川県・横浜国際プール メインプール
今年6月に行われたリーグ戦で見事25年ぶりの表彰台に上った中大。勢いはそのままにインカレ初戦を勝利で飾ったが、試合展開は悔いの残るものとなった。
第1ピリオド(以下P)は竹村駿太郎(文3)がセンターボールをとりスタート。試合序盤から谷建吾(文4)がシュートを決め、守備では相手シュートを2本連続、西森郁未(文3)が止めるなど流れに乗ったかと思われた中大。しかし、その後沖縄大に1点を決められたうえに、シュートがあまり入らず流れに乗り切れない。見事な連携により谷、藤林佳聖(文1)、船水淳希(文2)が次々と得点するものの、そのまま第1Pを5-1で終えた。
▲好セーブを見せる西森
▲シュートをする船水
流れに乗ることを目標に臨んだ第2P。吉村光貴(文2)がセンターボールを奪い試合はスタートした。しかし、第1Pのよくない流れは続き、竹村、船水と第1Pでの得点者たちが次々とシュートを放つも決まらず、もどかしい展開が続く。沖縄大にTOをとらせるほどに点数は入り続けるもののいまいち決めきれないまま、第2Pを10-1で終えた。
▲パスを出そうとする吉村
第3P、第4Pともにここまでの流れを切れず、試合後藤林が試合全体を振り返って「終始グダグダしていた」というような試合展開が続く。第3P最初の得点は森田晃輝(文2)のシュート、そこから木庭幸輝(文1)がDF2人に阻まれながらもシュートを決めるなど点数は重なっていくが、シュートを打つ本数のわりに点数が決まらない。また、ここまで沖縄大を1点に抑えていたが、第3Pでは2点、第4Pでは3点をとられ、21-6で沖縄大戦を終えた。
▲試合後の選手たち
試合後に自身のプレーを評価すると何点かという質問に対し、谷は「今日は全然だめで、40点くらいかなと思っていて、もっと連続でシュートを決められる場面はあったので、そこでもっと連続得点をしてチームに勢いをもたらせたいなと思います」とコメントを残し、今回の試合に悔いの残っている様子だった。次回の対明治戦については「あとこのチームで全力で試合できるのも何試合かしか残っていないので、自分たちの練習してきたことを全力で出せるように、最高のパフォーマンスができるように、水球を楽しみたいと思います」と気持ちを切り替えて次戦に挑むようであった。
◆試合結果◆
〇中大21(5-1、5-0、6-2、5-3)6沖縄大●
(記事:大澤晶、写真:福田菜緒)
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