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専大を追い詰めるもあと一歩届かず。―2025年度関東学生水球リーグ戦 対専大

2025年5月11日 千葉県・順天堂大学さくらキャンパス

リーグ戦2戦目の相手は、昨年度、日本学生選手権水泳競技大会3位決定戦で敗北を喫した専大。
シーソーゲームを展開し、第4ピリオド(以下P)中大はついに逆転する。しかしながら、試合時間残り4秒、専大が劇的逆転打を放ち、中大は苦汁を飲む結果となった。

第1P、試合は膠着状態に陥った。両チーム強固な守備で、相手にシュートは放つ隙を与えない。中大は、数少ないチャンスに、船水淳希(文4)や佐賀慶(経2)がシュートを狙うも、惜しくも枠に阻まれてしまう。一方の専大も、チャンスを得てはシュートを放ったが、中大はディフェンスでシュートのコースを絞り、前戦から好調を維持する安田康太郎(文3)が止め、ゴールを死守した。試合が動いたのは、第1P残り44秒。中大は専大に先制点を許してしまう。中大は1点ビハインドで終えるかと思われたが、残り10秒、飯島颯大(文2)からパスを受けた本部颯汰(文1)が同点ゴール。試合を振り出しに戻した。

▲ゴールを守る安田

第2P、先に得点したのは中大。藤林佳聖(文3)のパスから久保田啓友(文2)がシュートを決めた。中大は、さらに藤林や佐賀が得点するなど、闘志のこもったプレーを見せる反面、ファウルを連発。3度も退水により数的有利な状況を与え、加えてペナルティースローも与えてしまった。専大は好機に乗じて5得点。中大は2点ビハインドで折り返した。

▲シュートを放つ佐賀

第3Pも先に得点したのは中大。船水からパスを受けた森川翔(文1)がゴールを決めた。続いて佐賀が本日2得点目を挙げる。さらに、専大選手の退水により、中大が数的有利となると、森田晃輝(文4)からパスを受けた藤林が、このチャンスをものにした。加えて、カウンターで吉村光貴(文4)が得点する。第3Pでは、中大は2失点に抑え、同点に並んだ。

▲喜びをあらわにする森田

勝敗を決する第4P。専大に得点を許すも、すぐに飯島や本部が取り返す。今度は、本部が攻撃時間ぎりぎりでロングシュートを決め、さらに森田のシュートがゴールネットを揺らすなど、中大が先行して得点するも、専大が取り返してくる。試合時間残り29秒、佐賀のシュートが止められ、攻撃が専大に移ると、残り4秒、逆転シュートを突き刺した。中大は安田を下げ、ワンチャンスにかけるも、佐賀のシュートは止められてしまう。大接戦の末、試合は12-13で幕を閉じた。

▲シュートやアシストでチームに貢献した本部

格上である専大に一進一退の攻防を繰り広げた中大。第3戦の相手となる筑波大には、2023年度関東学生水球リーグ3位決定戦以降、敗北続きだ。中大がついに白星をあげられるか期待がかかる。

◆試合結果◆
●中大12(1ー1、3ー5、4ー2、4ー5)13専大〇

(記事・写真:福田菜緒)

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