2026年3月22日 東京アクアティクスセンター
※学年は大会当時(2025年度)のものです。
第101回日本選手権水泳競技大会競泳競技 第4日が行われ、光永翔音(商2)が100mバタフライで優勝した。予選1組目でありながらも日本学生新記録を樹立し、予選一位で決勝へと駒を進めた末の優勝であった。
男子50m自由形予選には、東方琉河(総2)と前日に100m自由形でB決勝に進んだ蓮沼椋祐(経3)が出場した。前日の試合を通して、「予選からしっかりと勝ち切れるような実力をつけたい」と話した蓮沼がB決勝へと進んだ。第1レーンで臨んだB決勝では全員が横並びとなるレース展開となり、蓮沼は組6位でのフィニッシュとなった。
続く男子100mバタフライでは、尾関啓太(総2)が自己ベストを更新。予選1組目での出場となった光永翔音(商2)は日本学生新記録で予選一位通過し、決勝へと駒を進めた。決勝では松元克央(ミツウロコ)や水沼尚輝(新潟医福大職)ら精鋭がそろう中、センターレーンでのレースとなった光永は、序盤は先頭に対して食らいついていく泳ぎで50mを2位でターン。ターン後の浮き上がりでアドバンテージを獲得したものの、ラスト15mは横一列の大混戦となった。最終的には2位の松元とは0.02秒差でこの種目の優勝を飾った。

▲男子100mバタフライの金メダルと新記録証を手にする光永
男子50m背泳ぎには男子200m自由形、男子400m自由形で二冠を達成した村佐達也(総1)が出場。前日の100m自由形決勝後のインタビューで「明日はもう一回てっぺんに返り咲きたい」と話していた村佐は予選7位で決勝進出を決めた。決勝では序盤から攻めた泳ぎを見せたものの、競り合いの末タッチの差で6位という結果に終わった。

▲男子50m背泳ぎでは6位に終わった村佐
女子50m自由形では長谷川葉月(文3)が決勝進出を決めた。予選では自己ベストを更新して8位に食い込む。その後に行われたスイムオフでも自己ベストをさらに更新した。決勝では飛び込み後に後れを取るも果敢に食らいつく泳ぎを見せ、このレースを8位で終えた。
男子400m個人メドレーには福田乃斗(商2)と橋本英明(総1)が出場。橋本は自己ベストを更新し、全体順位12位でB決勝へと進んだ。B決勝では最初のバタフライでは先頭集団から後れを取るも、その後の平泳ぎ・背泳ぎでは集団へと迫る泳ぎを見せ、最後の自由形で攻めの泳ぎで猛追し、B決勝を2位でフィニッシュした。
◆コメント◆
光永翔音選手
──率直に今の気持ちは
まず、予選朝一発目で昨日朝一発目全然動かなくて、陸トレを中心的にやるなど工夫してしっかりと朝からタイムを出すことができて、本当は決勝行く前は日本記録を出せると思って臨んでいたので、競り勝てたのはよかったですけど、って感じがあります。
──決勝泳いでみての感覚は
決勝だからといって変に周りを意識せずに自分の泳ぎをすれば、自ずと今の調子だったら自分がいちばん強いかなと思っていたので自分の泳ぎに集中しようと思っていたんですけど、やっぱり最後周りが見えてしまって焦ってテンポを上げすぎたので、最後小さいストロークになって詰まっちゃったのかなというのが感想です。
──周りが見えていた?
そうですね。やばいと思っていました。ラストはいい泳ぎではなかったですけど気持ちで勝てたことは素直に自分を褒めたいと思います。
──50m・100mの二冠については
自分は自由形メインでずっと中央大学に入ってからやってきたので、このバタフライの二冠というのは自分にとって予想外ですが、素直に自分の力がついている証拠なので。まだまだ物足りないですが、今大会は二つ勝ち切れて、すごいメンバーの中で勝ち切れたということで、みんなの中に僕の名前が刻まれた、意識させることができたのでよかったです。
──新世代の象徴として、この先どのような存在になっていきたいか
新世代と言われている中で、自分はその部類に入ろうと、遅れないように、同い年の松下知之選手だったり後輩の村佐達也選手だったり、本当に強い選手が身近にいたので。松下選手なんて小学4年生くらいからずっと一緒にやってきたので、ずっと引っ張ってくれて、自分もいつか追いつきたいという気持ちで大学入ってから真剣に水泳と向き合ってきたので、まだまだ追いつけてはいないと思いますが、やっとスタートラインに立てたかなという印象です。この結果に満足はしてないですし、日本記録も世界記録から遅れていっているので、日本記録は通過点としてこの夏には更新して世界記録に近づけるようにこれからも頑張っていきたいです。
──センバツに出場している弟について
始まる前に時間があったので、甲子園のほうをちょっと見て、弟がスクイズを決めているところを見て、兄としてはそこでもう感動でした。初回に5点とったところまで見ていて、本当に兄として誇らしい気持ちでいっぱいですし、今結果がどうなっているかわかりませんけど、このまま勝ち進んでそのまま優勝してくれればなと素直に思います。
──弟の様子を見て気持ちの変化はあったか
優勝する気持ちはずっと持っていましたが、弟の試合を見て絶対に優勝しないとな、とさすがに思いました。
◆お知らせ◆
次戦は4月11日(土曜日)に東京アクアティクスセンターで行われる日本大学・中央大学対抗水泳競技大会です。
(記事:前田依美華、写真:白旗風花)
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