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「チームスポーツを体現できた」PSO戦を制し連勝!─2026年度関東学生水球リーグ戦 対日大

2026年6月14日 神奈川県・慶應義塾大学協生館プール

前日の対早大戦で初白星を挙げた中大は、勢いそのままリーグ戦6戦目となる対日大戦に臨んだ。第4ピリオド(以下、P)を同点で終えると、決着はペナルティーシュートアウト戦へ。シュートを4本成功させ、GK安田康太郎(文4)の奮闘が光った中大は延長戦を制し、前日から連勝となった。試合後、主将の藤林佳聖(文4)は「みんなで声出して、みんなで守って、みんなで攻めて、チームスポーツを体現できた」と振り返った。


第1P、ゴール前での攻防から日大にペナルティーシュートの権利が与えられ、先制点を奪われる。しかし、カウンターから鈴木海斗(文3)が鋭いシュートを決めすぐさま取り返す。その後得点を決められつつも、森川翔(文2)、佐賀慶(経3)が続けてゴールし、3-3の同点で第1Pを終えた。

▲得点する鈴木

第2P序盤、日大の猛攻で逆転されると中大にとって厳しい展開が続く。ここをリーグ戦序盤よりブラッシュアップされたディフェンスで失点をおさえ乗り切り、最終的に久保田梗友(法1)が右サイドから鋭角のシュートを沈めて流れを断ち切った。前半の得点は4ー4。互いに譲らず拮抗した状態で試合は後半に突入した。

▲ハーフタイム、選手たちのようす

後半第3P、序盤に2連続失点で劣勢に立たされると、久保田啓友(文3)が華麗なパス回しからシュートをゴールに流し込み点差を詰める。その後は互いのディフェンス陣が踏ん張り、日大にチャンスを与えない一方で攻撃の糸口も掴めず、試合は膠着状態へ。1点を追いかける展開のまま、勝負は最終第4Pへと持ち込まれた。

▲シュートを決めた久保田啓

運命の第4P、日大のファウルによりペナルティーシュートの権利が与えられ、本部颯汰(文2)が臨むが、惜しくもボールはゴールポストの淵に跳ね返り、得点とはならず。幾度となく日大に決定機を作られるものの、ディフェンスとGK尾上黎真(2)の好セーブで守り切ると、ついに得点のチャンスが訪れる。連日大活躍の飯島颯大(文3)がディフェンスをくぐり抜け、GKとの1対1を作るとそのままパワフルなシュートをゴールに流し込んだ。勢いに乗ったチームは攻撃の手を緩めず、続けて藤林が得点すると、7ー6で逆転。試合時間残り2分、1点を返された直後、またしても飯島がGKの裏をかくループシュートを沈めて勝ち越す。しかし日大も負けじと得点し、試合は再び同点に。勝利を掴みたい両者は激しい攻防を繰り広げるが、その後スコアは動かず。8-8の同点で第4Pを終了した。

決着の行方は、ペナルティーシュートアウト(PSO)戦へと持ち込まれ5人のシューターを出し合い、交互にゴールを狙う一発勝負だ。中大からは自ら志願したという、飯島、佐賀、久保田啓、鈴木、本部が命運を託されて臨む。さらにGKには、尾上に代わって4年生の安田が送り込まれた。会場全体が息をのみ勝負の行方を見届ける中、安田が2連続でセーブしチームを救う。これに応えるように、飯島、佐賀、久保田啓、鈴木が4連続でシュートを成功。勝負は決し、5番手の本部にボールが渡ることなく劇的な勝利を掴み取った。

▲お互いを称え合う選手たち

前日に続く白星で、見事に連勝を飾った中大。リーグ戦初期に比べ磨き上げられたディフェンスや、一丸となって声を出し合い試合に臨んだことがこの連戦の勝因だと、主将の藤林は語る。まさに固い結束力で勝利をつかみ、明るい雰囲気に包まれるチームの躍進から、今後も目が離せない。

 

◆試合結果◆
〇中大 12(3ー3、1ー1、1ー2、3ー2、4ー2)10 日大●

◆コメント◆
藤林佳聖選手
──接戦を勝ち切る試合だったが、チームとして意識したこと
「日本選手権最終予選時にディフェンスを1つ1つ改善していって、試合で見つかった課題に対して取り組んでいったのが勝利につながったかなって思います」

──今日の試合を振り返って、チームとして良かった点
「全員で声出して、全員で攻めて、全員で守ることができて、チームスポーツを体現できたところかなと思います」

──ペナルティーシュートアウトのメンバーはどのように決めたのか
「自信があるやつに笑。立候補制で決めました」

(記事、写真:沼澤春日、福居実珠、伊藤花菜)

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