5月16日 港区スポーツセンター
やっと掴んだ勝利となった。リーグ前半、勝ち点は初戦日大との一戦のみ。実力を出しきれずに連敗を重ね苦しんでいた。筑波大戦を落とせば入替戦不可避の絶体絶命の状況の中、チーム一丸となって臨んだ今試合。そんな強い思いを胸に挑んだ筑波大戦は、4-2で白星を上げた。
▲春リーグ初のストレート勝ちを収めた浅津碧利(文1)
トップバッターを務めたのは、一ノ瀬拓巳主将(法4)。「勝たなくてはいけない」試合とまず1ゲームを先取する。第2ゲームは高校の後輩でもある相手の「戦術が変わってる部分もあって少し焦った」と6-11で落としてしまったものの、続く第3,4ゲームを安定のプレーで奪取。まず1ゲームをキャプテンが先取する。
2番手はこれまでもチームに勝ちをもたらし勢い付けてきた浅津。第1ゲーム、相手をもろともせず7-11で勝ち取る。続く2ゲーム目、先制を相手に許すと1-6と5点差をあけてしまう。落としたかとも思われたが、追い上げを見せデュースまで持ち込むと冷静に点を伸ばし12ー10で取る。そのまま第3ゲームも獲得し、見事ストレート勝利を収める。
続く3番手は今季初出場の伊丹雄飛(法3)。1ゲーム目を先取し、この流れのままいけるかと思われたが、2ゲーム目を奪われると第3,4ゲーム目は取り合う形になりフルセット。どちらが点を上げてもおかしくない程の接戦を制したのは、先制点をあげた村田だった。
▲点をあげガッツポーズする一ノ瀬主将・弓取眞貴(文3)
流れを戻すべくダブルス一ノ瀬主将・弓取組が続く。「ペアでお互いのプレーが噛み合わず競ってしまった」(一ノ瀬主将)と、思うように点を重ねられず、第1ゲームを許すが、第2,3ゲームは相手を寄せ付けず11ー6,11ー5で奪取し4ゲーム目につなげるかと思われたが、強気なプレーに押され落としてしまう。またもフルセットの展開となり、両者譲らぬ攻防戦が展開されデュースまで持ち込まれる。互いに粘り合い今度は15-13で中大が大接戦を勝ち取る。
4番手の吉田大輔(文3)はデュースまで持ち込む場面も見られたが相手から1ゲームも奪えず、0-3のストレートで敗戦。
▲ガッツポーズを挙げる小野寺
筑波大戦はストレート勝ちの浅津、1ゲームは落としたもののその後快調に試合を運んだ小野寺と、1年生の台頭が著しいものとなった。浅津に関しては明日の駒沢戦で勝てば新人賞を得られる。今後の活躍に期待がかかる選手たちだ。
春リーグも残るは最終戦のみ。駒大との一戦に勝利し、笑顔で幕を下ろしたい。
◆試合結果◆
○中大4ー2筑波大●
▼詳細結果
○一ノ瀬主将3ー1竹内●
○浅津3ー0熊本●
●伊丹2ー3村田○
○一ノ瀬主将・弓取組3ー2梅崎・原田組●
●吉田大0ー3梅崎○
○小野寺3-1田中●
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部