９月13日 所沢市民体育館
リーグ最終戦は前日に優勝が決まっていた専大との一戦。３ゲームを先に取られ後がない状況の中、ダブルスでストレート勝ちすると巻き返しを見せ４－３で勝利した。秋季リーグ全体では５勝２敗と早大に並んだが、直接対決で敗れているため結果は４位。春季の３勝４敗からの大きな成長が見られたが、上位３校にあと一歩及ばず順位の変動はなかった。
▲閉会式後の集合写真
トップバッターは一ノ瀬拓巳（法４）主将と専大及川との一戦。始まりから相手に押され、１セットは取ったものの１－３で敗れると続く浅津碧利（文１）も、「向こうの作戦にハマってしまった」と流れを掴みきれずに１－３で落とす。
迎えた３番手は今年リーグ戦初出場となった橋本一輝（文１）。今季殊勲賞を手にした三部を相手に、１セット目を９－11で落とすと、２セット目４－４から連続５得点しそのまま７－11でこのセットを奪取する。３，４セット目は落とすもデュースまで持ち込むなど白熱した試合を見せた。
▲初出場の橋本。今後の活躍に期待だ
ゲームカウント３－０と後がない中大。ダブルスは浅津・小野寺翔平（法１）組。１セット目を６－10から怒涛の巻き返しを図り12―10でものにすると、そのままストレート勝ちを収め５ゲーム目の小野寺に繋いだ。４セット目まで両者譲らぬ攻防戦で１セットずつ取り合い２－２で５セット目に突入。７－７から逃げ切り11－７でこのゲームもものにする。
▲ダブルスでは秋季からリーグ出場の浅津・小野寺ペア。１年生ながら勝利に多く貢献した
６セット目は弓取眞貴（文３）。「４年生と一緒の最後の試合。どうしても勝って終わりたかった」と強い気持ちをもって挑んだ。相手は前日明大との優勝決定戦で勝ち越した蛭田だ。１セット目を15－13で競り勝つと３セット目のみ相手に譲るが、終始リードを許さず３－１で専大とのゲームカウントに肩を並べる。
勝っても負けても今季最後の最終戦でチームの命運を託されたのは吉田大輔（文３）。まずは２セットを先取し、ストレート勝ちしたい所だったが11－８で３セット目を落とす。確実に取りたい４セット目、相手の４連続得点を受ける場面もありデュースまでもつれ込むが、チームの期待に応え13－11で取り切りゲームカウント４－３で大逆転、軍配は中大に上がった。
▲最終ゲームを任されることの多かった吉田大。来年は最上級生としてチームを引っ張る
秋リーグ閉幕をもって、今年の団体戦も終了。春季リーグ戦４位、インカレベスト８、秋季リーグ戦４位と表彰台を目前にしての悔しい結果に終わった。「どうしても後一歩の所で負けるっていうパターンが今ま
今年度は春季から浅津、小野寺など１年生を多く採用して戦うことが多かった。来年は今年に増してかかる期待も大きくなりプレッシャーなどもかかってくるはずだが、弓取、吉田（大）を始め３年生を中心としてチームを引っ張っていってほしい。２年間キャプテンとしてチームを引っ張ってきた一ノ瀬主将は「あまり気負わず、自分たちらしいプレーで頑張っていって欲しい」と、後輩たちに思いを寄せた。
また来月には全日学の個人戦が行われる。「ランクを目指すのではなく表彰台、優勝まで目指していきたい」（浅津）。選手たちはもう前を見据えている。それぞれのベストを尽くし、来年のリーグ戦に向かいたい。新たな挑戦は始まっている。
◆大会結果◆
○中大４ー３専大●
▼詳細結果
●一ノ瀬拓巳主将１ー３及川○
●浅津１ー３六本木○
●橋本１ー３三部○
○浅津・小野寺組３ー０及川・吉田海組●
○小野寺３ー２石山●
○弓取３－１蛇田●
○吉田３－１吉田海●
◆個人賞
優秀選手賞 浅津
特別賞 一ノ瀬主将
