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4年間の集大成!法大に敗れるも4年生が躍動ー王座出場校決定トーナメント1回戦

10月2日 法政大学多摩キャンパステニスコート

中止となった秋リーグの代替戦として開催された王座出場校決定トーナメント。今大会ではダブルス3試合、シングルス6試合で構成される団体戦となっていて、チーム力が重要になってくる。感染拡大の影響で大会の中止が相次ぎ、調子やモチベーションを維持するのが難しい中、4年生は最後の大会に臨んだ。

1回戦の相手は法政大学。王座決定試合でも6度の優勝を誇る強豪で、実力者がそろってはいるが優勝を目指す中大にとって負けられない相手だ。

3面同時進行で行われた今試合は清水盾伎(法3)・井上隆也(商3)ペア、池田悠人(文4)・清水一輝(商4)ペア、石井涼太(法2)・間仲啓(法2)ペアによるダブルスの3試合で幕を開けた。清水盾・井上ペアは序盤から押される展開が続き0-2で落とし、4年生の池田・清水一ペアも第1セットを落とす苦しい立ち上がりとなった。しかし、粘り強いプレーで第2セットを取り戻すと、勢いそのままにタイブレークの末、逆転勝利。「ここまでダブルスでは負ける試合が多かったので、勝ち切れてよかった」(池田)と最上級生としての意地を見せつけた。2年の石井・真中ペアは1セット目を取って有利な試合展開に持って行ったが、相手ペアが粘りを見せタイブレークでの負けを喫した。

▲抜群のコンビネーションで勝利した池田(右)・清水一(左)ペア

1勝2敗で迎えたシングルスでは星木昇(法4)が奮闘。序盤は苦戦し、1-5と差をつけられたが、「みんなが応援してくれて本来のプレーができた」とゲームカウント1-5から6ゲーム連続でものにし、第1セットを逆転で先取すると、その後は相手を寄せ付けず2-0で勝利した。しかしながら、清水盾と急きょ代役でシングルスに入った奥村龍太郎(商1)は終始ペースをつかむことができず、どちらも0-2で敗戦。2勝4敗であとがなくなった中大は3連勝での逆転勝利に望みをかけて石井、池田、清水一にすべてを託すこととなった。2年の石井がインカレからの好調そのまま、終始ペースを握り続け2-0で勝利したものの、池田と清水一は善戦むなしく0-2で敗戦。中大は惜しくも1回戦敗退となった。▲最後の試合を勝利で締めくくった星木

今大会を以て引退となった4年生。「活動が制限される中でよく頑張ってくれた」(月村コーチ)と感染症の影響で満足に練習・大会ができない状況下においても、自分たちにできることを積み重ね、最後の大会ではこれまでの集大成を見せてくれた。白井淳也主将(商4)も「悔いなく終わることができた」と試合後、どこか晴れ晴れとした表情を浮かべていた。北澤監督が「この経験を糧に社会で活躍してほしい」と語ったように、この4年間は彼らにとってかけがえのない経験となった。後輩たちもその姿を見て今後の奮起の材料としてくれるはずだ。中大硬式庭球部のさらなる活躍に期待したい。


▲試合後の集合写真

 

◆試合結果◆

▼ダブルス

●清水盾・井上0ー2中川・太田○

(1ー6、4ー6)

○池田・清水一2ー1守屋・加藤木●

(3-6、6-4、10-7)

●石井・間仲1-2佐野・高清水○

(7-6、6-2、10-7)

▼シングルス

○石井2-0●新井

(6-4、6-1)

○星木2-0●大田

(7-5、6-0)

●奥村0-2○田中

(1-6、2-6)

●清水盾0-2○矢島

(0-6、1-6)

●池田0-2○佐藤

(4-6、4-6)

●清水一0-2○中川

(1-6、4-6)

(記事:今諒平、写真:後藤寛太)