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青学大相手に11―8で勝利!改善点見つけ最終戦へ―プレシーズンマッチ 関東対抗戦

2024年4月14日 中央大学多摩キャンパスラグビー場

3月23日より開催されている関東対抗戦。Aチーム3戦目の相手は青学大。両者ともに開始直後から果敢に攻めた今試合で、中大は11―8という結果で見事勝利した。

▲点を決め抱き合う選手たち

序盤から試合はハイスピードで展開していった。第1クオーター(以下、Q)と第2Qでは点数を順調に重ね、特に第1Qでは中大が主導権を握る場面が多く見られた。今試合で多くの点を決めたアタックの飯田莉未(文4)は自らのプレーを「ゴーリーの姿を見ながらシュートを決められたのはすごくよかった」と振り返った。また、丸山伸也コーチからの「落ち着いて1本やれば必ず入る」という言葉が自信につながったという。

▲果敢に点を取りに行く飯田

試合はこのまま中大優勢で終わると思われたが、第3Q、第4Qでは、ドロー後、青学ボールからのアタックで中大がライドという場面が多く見受けられた。後半の試合内容を踏まえ、自身の改善点として飯田は「相手に流れがいってしまったところにおいて、もうちょっとアタックを私のポジションのところから落ち着いて1本作り上げられるようにしていきたい」と答えた。ミッドフィルターの中島日菜子(商4)とアタックの大上結衣(法4)もまた「改善点がいっぱい見つかった」「精度が足りなかった」と今試合を振り返った。

後半の3、4Qでは、相手に押される瞬間もあったが、11―8という成績で試合は終了。6日Bチームが惜敗した青学大を相手に勝利し、雪辱を果たした。

▲グラウンドボールを狙いに行く選手

様々な改善点が見つかった今試合。大上が「自分がやりたいことに挑戦できた」とも評価したように、今はシーズン前でチームの形をつくり上げている最中。これらの改善点を見つけたことはリーグ戦を控える彼女たちにとって、大きな糧となるに違いない。

次回28日に学習院大相手に最終戦を迎える中大。今回のような粘りを見せ、改善点を克服し勝利をつかみ取るであろう彼女たちから目が離せない。

 

◆コメント◆

飯田莉未(文4)

―今日の個人のプレーで特に良かった点

今日はまず1本落ち着いてシュートを決めきるっていうことは自分の課題だったので、しっかり自分でボールを持って、ゴーリーの姿を見ながらシュートを決められたのはすごくよかったかなという風に思っています。

―そういったプレーをするために、新体制になって特別に練習したことは

私、4年生になるんですけれども、やっぱり4年生だからこそ朝の準備とかしなくてもいいとかあると思うんですけど、でも自分は朝早く来て練習したりとか、ゴーリーさん呼んだり、周りを巻き込んでシュートのレベルをみんなであげられるようにできたっていうのは、やっぱり今日の試合に活かせられたかなと思います。

―今試合での個人の改善点は

やっぱり最後の2Qですね。相手に流れがいってしまったところにおいて、もうちょっとアタックを私のポジションのところから落ち着いて1本作り上げられるようにしていきたいと思っています。

―チームの勝因は

やっぱり中央の強みとしたいワンワンというのがすごく活きた試合だったと思います。あと、ブレイクっていう足のスピード、フィジカルを活かしたワンワンができたのは勝利に繋がったかなって思います。

―チームの改善点は

慌てちゃうところが少しあるので、自分たちの実力を信じて、落ち着いてゆっくり自分たちのペースを作っていけたらなと思います。

―特に最初で得点されていたが、そういう風に決められた要因は

やっぱり丸山(伸也)コーチのセリフの「落ち着いて1本やれば必ず入る」。 フェイクして自分のところのプレーに自信を持たせてくださるコーチ陣のおかげかなって思います。

―チームメイトのミスをさっとフォローする場面が散見されたが、そういうプレーができるためにプレー中意識していることは

私自身ミスが多い選手で、すごく周りの先輩にフォローしてもらったところがあったので、 私が練習中からフォローできるようなプレーを意識しているところがこの試合にも今日出てたかなって風に思います。

―新体制になって、チームとしてはどんな練習を積んできたか

基礎っていうところをすごく積み上げてきたかなっていう風に思います。ワンワンの分数を30分にするなど、基礎の厚みをつけられるように私たちはやってこられたので、そこも強みかなと思います。

―リーグ戦が近づいているが、今チームの練習の雰囲気はどんな感じか

明るいと思います。本当に第一に明るいとは思うので、あとはもうちょっと自分たちでミスを言い合うなど慌てずにプレーできる、1本の精度を心がけて練習で積み上げていきたいなと思います。

―次の学習院戦に向けて意気込み

落ち着いてプレーして、ワンで得点をして中央の勝利に導けるよう頑張ります。

 

大上結衣(法4)、中島日菜子(商4)

―試合振り返って

中島「完璧ではなかった。まだまだ改善の余地がたくさんあって、改善点がいっぱい見つかったので、リーグに向けて練習していいきたい」

大上「そうですね。自分がやりたいことに挑戦できたっていうのは良かったんですけど。うん、まだまだ精度が足りなかったので、これからしっかりやっていきたい」

 

―今日のアタックの調子はどうだったか

大上「今日は挑戦というか、1人1人が自分の挑戦、(新しい事を)やってみるっていうのを練習で試せた日だった」

中島「個人技だったりチームプレーだったり」

 

―やってみたかったチームプレーというのは具体的に

中島「やりたかったフォーメーションとかにチャレンジできたのはよかったけど、まだまだ課題もたくさん残りました」

大上「まだ精度がちょっとね。うんうん」

 

―次戦に向けての意気込み

大上「全勝するっていうのと、その中でリーグ戦に繋がるような」

中島「どんどんね、精度を上げて、うんとチームを完成させていきたい」

 

(記事:功刀萌恵、写真:福田菜緒、功刀萌恵)

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