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フルセットの死闘を制し東日本王者に!二冠達成!ー第43回東日本バレーボール大学選手権大会

富山県・西武体育センター

四冠を掲げるバレー部にとって、絶対に負けられない戦いとなった決勝戦の相手は明大。順調に2セットを先取するも、相手の勢いに飲まれ2セットを奪われる。激動のファイナルセットを粘り強いバレーで制し、見事優勝を果たした。

スターティングメンバー(サーブローテーション順)

1 OH 柿崎晃(商4)
3 MB 山﨑真裕(総4)
10 OH 梅本春之助(総3)
18 OH 舛本颯真(総2)
4 MB 山根大幸(商4)
5  S 村上連(経4)
20 L 土井 柊汰(文2)
12 L 山田凛久(商3)

 

中大のサーブから始まった第1セット、明大に先制点をあげられるも山﨑がクイックの攻撃を決め、序盤から互いに流れを譲らない拮抗した状態となる。中大は僅かな点差で明大を追う形だったが山﨑の3連続得点で同点に並び、その後も点の取り合いが続く展開に。一度はデュースとなるも最後は山﨑と舛本の攻撃で26-24、第1セットを制した。

▲喜びを爆発させる舛本

続く第2セット、明大に3連続得点を奪われ一度目のタイムアウトを取る中大。タイムアウト後は舛本、柿崎のスパイク、サービスエースで点を重ねるとともに相手のミスを誘い徐々に追い上げを見せる。舛本の攻撃を軸に再び明大との接戦を繰り広げていく中リリーフサーバーとして入った坪谷悠翔(文3)のサービスエースで勢いに乗り、最後は舛本による連続得点で31-29と30点を超える接戦の第2セットを再び制した。

▲スパイクを打つ柿崎

勢いそのままにストレート勝ちを目指す第3セット、中大はスターティングメンバーを変更し尾藤大輝(経1)を投入した状態で開始した。序盤から試合の流れを奪い合う一進一退の試合展開が続き、中大は舛本、尾藤のサイド中心の攻撃と粘り強いレシーブで懸命にボールを繋ぎ続ける。しかし後がない明大も譲らず長いラリーが続き、後半徐々にミスが出始めたのは中大だった。第1セット、第2セットに同じくデュースとなり、粘り勝ったのは明大、28-30でセット奪取を許す結果となった。

明大に流れがついた第4セット。序盤は均衡した試合が続くも、明大の三連続得点を皮切りに中大のスパイクアウトなどのミスが目立ち始める。5点差がついた中盤、中大は選手を総入れ替えし、流れを持ってこようとするも明大の猛攻に耐えきれず17−25でこのセットを落とした。

▲一年生ながら大活躍の尾藤

もう後がない第5セット、明大に2点先取されるも山﨑のクイックで点を取り返す。シーソーゲームが続くも、相手の2連続得点で一気に4−7と点差を開けられてしまう。15点マッチのファイナルで3点差という小さくない点差を埋める流れを作ったのは背番号1を背負う主将の柿崎だ。相手のリベロを吹き飛ばすほどの威力のサーブを放ち2連続サービスエース。リザーブやベンチも大盛り上がりで流れは一気に中大に。11−11と同点に並ぶとまたも柿崎のスパイクで逆転。明大が思わずとったタイムアウト後も流れを切らさずドシャットで連続得点を決める。14−11で迎えたチャンピオンシップポイント。明大のスパイクを尾藤があげ、リベロ土井が最後にトスを託したのは主将の柿崎。中大全員の期待に応えるようにスパイクを見事に決めると、選手たちは床に雪崩れ込み嬉しさを噛み締める。センターコートで中大の選手たちが肩を組み優勝を分かち合った。

▲優勝を決め喜ぶ選手たち

今大会で春リーグに引き続き優勝を果たし、二冠を達成したバレー部。目指す目標は秋リーグ、全日本インカレも制覇し四冠を飾ること。彼らの首元に4つの金メダルが輝く瞬間を目にする時が今から楽しみで仕方がない。

▲バレー部のみなさん

◆試合結果◆

決勝

〇中大3 (26−24、31−29、28−30、17−25、15−11) 2明大●

(記事・写真:浅野詩多、今村志歩)

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