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マイルリレー二連覇をはじめ四種目で優勝!その他入賞者続出!─第101回 関東学生陸上競技対校選手権大会

2022年5月19日~22日 東京・国立競技場

新国立競技場で4日間に渡って行われた関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)。400mの飯田景子(法2)、400mHの松岡萌絵(経2)、七種混成の梶木菜々香(法4)が個人種目で優勝。4✕400mRでは昨年の関東インカレ優勝タイムを上回り、二連覇を果たした。その他競技でも入賞者が続出した。

初日、棒高跳決勝で諸田裕佳(文3)が準優勝に輝き、第1号メダリストとなった。1、2本目を失敗し後が無い3本目に、3m90の跳躍を成功させ自己ベストを更新した。「記録を優先に試合を進めていったら、順位がついてきた。自己ベストを出せたのがすごく嬉しかった」と自身の跳躍について語った。「今回の関カレは4mを目標にしていたが達成できなかったので、今シーズン達成したい」とさらなる高みを目指す。

▲棒高跳準優勝の諸田

10000m決勝には加藤礼菜(商3)、高野美穂(商2)が出場。加藤は序盤から先頭集団でレースを進め、強豪ランナーが多数出場する中4位入賞を果たした。走幅跳決勝には吉岡里紗(文3)が出場し、5位に食い込んだ。

2日目に行われた400m決勝には飯田、大島愛梨(文4)が出場。飯田は「競技場が自分に合っていて、ラスト進むなっていう感覚があった」とラストスパートで周りを大きく引き離し、ダントツでゴール。自己ベストを大きく更新し優勝を果たした。「あれほどベストが出ると思っていなくて、正直自分でもびっくりした」と自分の成長に驚きを隠せない様子であった。「シニアの方としっかり戦っていけるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

▲400mで優勝を果たした飯田

100mH決勝には、準決勝で自己ベストを更新した梶木菜々香(文4)が出場。安定した走りで自己ベストに近いタイムを出し、4位入賞と健闘した。100m決勝では田路遙香(文3)が力強い走りを見せ7位でフィニッシュ。4✕400mRには、2021年U20日本選手権200m覇者の佐藤美里(文1)など、1年生を2人組み込みフレッシュなメンバーで挑み、6位入賞となった。

3日目からは七種混成がスタート。梶木、池本夏実(文4)、松下美咲(文2)が出場した。梶木は100mH、200mで首位に。総合1位で初日を終え、最高のスタートを切った。

やり投決勝では亀井桜(商4)が50m26を記録し5位入賞。三段跳決勝には吉岡が出場し、12m29で8位入賞を果たした。

▲400H優勝の松岡

関東インカレ最終日。400mHに松岡萌絵(文2)と益子芽里(文1)が出場。松岡は、決勝で自己ベストを更新し優勝を果たした。ゴール後、電光掲示板に映るタイムを確認。予想外の好タイムに、驚きのあまり手で顔を覆った。「目標は優勝ではなく5位以内に入ることだったので、タイムも順位も自分が一番ビックリした」とコメント。今大会の記録で「自信がついた」とメンタル面で大きな収穫が見られた。それでも「ハードルの改善点がたくさんあるので、修正していきたい」と慢心せず、謙虚な姿勢を見せた。1年生ながら決勝に出場した益子は、松岡とともに自己ベストを更新。初の関東インカレで6位入賞を果たした。

3000mSC決勝には、大塚明美(文2)が出場し、7位入賞を果たした。5000m決勝には加藤、浜野光(文1)が出場。加藤は初日の10000mの疲れがある中挑み、8位に食い込んだ。

▲七種混成優勝の梶木

七種混成二日目。1位で一日目を終えた梶木は、「結構身体は疲れていた」と疲労がある中、走幅跳で1位、やり投で2位、800mで3位と全種目で上位に入った。総合得点で自己ベストを更新し、優勝を果たした。梶木は今回の優勝について「嬉しいですけど、記録には納得いってない」とコメント。全日本インカレ優勝と5400点台に向け、苦手とする砲丸投と背ジャンプの強化に励む。

▲マイルリレーメンバー

関東インカレ最終種目の4✕400mR。2連覇をかけ、昨年と同様のメンバーで臨んだ。第一走者の高島菜都美(文4)は先頭集団に食らいつき、5位で第二走者の松岡にバトンパス。松岡はバトンを受け取った直後一気に先頭に立つ。そのまま持ち前の粘り強さで最後まで首位を譲らず、第三走者の大島につなげた。大島は後続に追いつかれるも、3位でアンカーの飯田に託した。飯田は、序盤は飛ばさず、中盤まで二人の選手の後ろにつき、風の抵抗を減らした。終盤一気にスパートを掛け、ダントツでゴール。二年連続でマイルリレーを制した。

今大会数多くの種目で優勝、入賞を果たした中大。各種目で確実に成長を見せた。9月には京都で全日本インカレが行われる。マイルリレー王座獲得、悲願の総合優勝に向け、鍛錬し続ける。

 

◆大会結果◆             

5月19日
女子100mH
予選1組
⑤益子芽里(文1)14.18
2組
④吉岡里紗(文3)13.92
3組
①梶木菜々香(法4)13.66

女子100m
予選3組
③久保田真子(文1)12.09
4組
①田路遥香(法3)11.87
5組
④佐藤美里(文1)12.28

女子400m 予選1組
②大島愛梨(文4)55.82
2組
④高島 菜都美(文4)57.47
3組
①飯田景子(法2)54.90

女子1500m
予選1組
④木下沙那(商1)4:26.05
⑩浜野光(文1)4:34.39
2組
③南日向(文1)4:28.18

女子4×100m 予選3組
②45.72
加藤杏奈(商3)
久保田真子(文1)
佐藤美里(文1)
田路遥香(法3)

女子10000m 決勝
④加藤礼菜(商3)33:52.10
㉖高野美穂(商2)38:57.64
風間歩佳(法3)DNS

棒高跳 決勝
②諸田裕佳(文3)47.45

走幅跳決勝
⑤吉岡里紗(文3)5m81

5月20日
女子100mH準決勝1組
②梶木 13.59 PB
⑦益子 14.15
2組
⑤吉岡 13.87

女子100m準決勝1組
⑤久保田 12.02(+1.0)
2組
④田路 11.96(+1.0)

女子1500m決勝
⑪木下 4:30.51
⑫南 4:31.34

女子100mH決勝
⑥梶木 13.61(+0.1)

女子100m決勝
⑦田路 11.92

女子400m決勝
①飯田 53.84 PB
⑦大島 56.44

女子4×100mR決勝
⑥中大(加藤、久保田、佐藤、田路)45.86

5月21日
女子400mH 予選1組
①松岡萌絵(経2) 59.20
3組
益子 1:00.23

女子800m予選1組
⑥奥脇彩花(文1)2:14.20
2組
⑧服部咲季(文1)2:16.79
3組
④南 2:14.77

女子200m
予選2組
②田路 24.68
3組
③久保田 24.94
4組
⑥佐藤 25.29

女子800m準決勝1組
⑥南 2:13.96

女子七種混成
①梶木 3072点
⑥松下美咲(文2)2905点
⑭池本夏実(文4)2636点

女子4×400m予選2組
①3:45.87
竹内心良(法2)
高島菜都美 (文4)
大島愛梨(文4)
飯田景子(法2)

女子三段跳決勝
⑧吉岡 12m29

女子やり投決勝
⑤亀井桜(商4)50m26

5月22日
女子200m
準決勝1組
⑦久保田 25.24
2組
⑥田路 24.78

女子3000mSC決勝
⑦大塚明美(文2)10:45.74

400mH 決勝
①松岡 57.83 PB
⑥益子 59.60 PB

5000m 決勝
⑧加藤 16:28.08
㉖浜野 17:11.89
高野 DNS

4×400mR決勝
①3:39.23(高島、松岡、大島、飯田)

七種混成総合
①梶木 5257 PB
⑧松下 4682
⑪池本 4583

(記事:坂井真子、写真:守屋七菜、高橋若夏、小泉百々子、杉浦瑛俊)

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