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千守・中澤が区間新「収穫のあるレースだった」ー全国男鹿駅伝競走大会 

2022年6月25日 男鹿総合運動公園

令和4年全国男鹿駅伝競走大会が秋田・男鹿市の男鹿総合運動公園発着で開催され、中大からは2チームが出場。Bチームが5位、Aチームが3位で、Aチーム1区の千守倫央(商4)とBチーム2区の中澤雄大(経4)が区間記録を塗り替える快走で、区間賞を獲得した。

序盤から中大は躍進する。1区・千守がいきなり区間賞を獲得。「完璧なレースだった」と充実した表情で語った。「ラスト勝負」と決め、集団の一番後ろで体力を温存。「残り1kmを切ったところで行けると確信した」とスパートした。
1、2年次は箱根駅伝で1区を任されたが、昨年はメンバー外。悔しさを糧に練習に励んできた。「長い間、10km以上の長い距離でうまく走れるレースがなかったので、思う通りの走りができ、その上で区間賞を取れてすごく自信になった」と振り返った。
最終学年として迎える箱根駅伝は、「7区を希望している」とした上で、「最後の箱根駅伝は結果を残して恩返しができるようにしたい」と意気込む。20km超の長丁場を乗り切るため、さらなる強化を夏合宿で図るつもり。「しっかり練習を積んで秋のトラック、駅伝シーズンに向かっていきたい」と誓った。

▲最長区間の1区を任された東海林(左)と千守(右)

2区はロード巧者の中澤が区間新記録で区間賞を獲得。「強風と厳しいコースで難しいコンディションでしたが、他大学さんもいる中で、区間新記録で力を発揮できてよかった」と安堵した。
5位で襷(たすき)を受け取ると、「思ったよりも上手くはまった」と、コース序盤の上りで前方の集団を捉え、後半の下りを利用して後続を引き離した。「どこかで抜け出そうと思っていた。自分の得意な展開に持ち込むことができた」と満足した。
今季は副主将としてチームをけん引する。「チームとして戦う意識をトップ層以外の選手たちが感じることができて、収穫のあるレースだったと思う」と手応えを口にした。

最終7区・アンカーを任された伊東大翔(文3)は、「前が見えない状態で襷(たすき)をもらったが、最後抜かすことができてよかった」と、区間2位の力走で順大に先着する3位でゴールした。
春先に大腿骨を疲労骨折。復帰明け2度目のレースだったが、「けがをする前と同じくらいまで体の調子が戻ってきた」と復調をアピールした。
3年目のシーズンを向かえ、4月には弟の伊東夢翔(経1)が入学。「弟が練習でついていたら、自分も離れるわけにはいかない」と、兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)して高みを目指す。

▲6区佐藤(左)から7区伊藤(右)への襷渡し

◆大会結果◆
総合順位
①東洋大 3時間16分54秒
②青学大 3時間17分39秒
❸中大B 3時間17分50秒
④順大 3時間17分52秒
❺中大A 3時間22分16秒 

区間成績
Aチーム
1区 ①千守 倫央(商4)39分48秒=区間新   
2区 ⑤大澤 健人(文3)38分10秒
3区 ④森  基 (理1)22分19秒
4区 ⑥永島 陽介(法1)14分06秒
5区 ③浦田 優斗(経2)23分27秒
6区 ⑥折居 幸成(法1)31分35秒
7区 ⑥小木曾竜盛(理4)32分51秒

 Bチーム
1区 ⑤東海林 宏一(経2)40分18秒
2区 ①中澤 雄大 (経4)36分29秒=区間新  
3区 ⑥白川 陽大 (文1)22分44秒
4区 ②田井野 悠介(文4)13分31秒
5区 ④若林 陽大 (法4)23分30秒
6区 ④佐藤 宏亮 (文1)30分30秒
7区 ②伊東 大翔 (文3)30分48秒

(記事:渡辺朗将、写真:角谷優希、二村沙羅

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