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14位悔しさ残る─第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会

 

2022年10月30日 宮城県仙台市内

関東地区選考会を4位で突破し、4年連続の出場となった全日本大学女子駅伝。前回大会から4つ順位を上げ、14位でのフィニッシュとなった。

▲風間(左)から木下(右)へのタスキリレー

前々回大会から5区、4区と走り、3年連続出場となる今大会、1区を任されたのは風間歩佳(法3)。「高校生ぶりの1区でかなり緊張した」と話すも安定した走りを見せ17位で2区の木下紗耶(商1)にタスキを繋いだ。区間距離3.9kmとスピード勝負の2区。「得意のスピードを生かせるような練習を取り組んできた」と強みを活かし駆け抜けた。

▲1年生同士である木下(左)から浜野(右)へのタスキリレー

順位を1つ上げ、1年生同士のタスキリレーとなる3区の浜野光(文1)へと繋いだ。「自分の思い描いた走りができず、チームの目標である8位入賞に貢献する走りが出来なかった」と悔いの残る走りとなった。続く4区を走るのは島貫恵梨子(商2)。2年連続出場で前回大会は1区を務めた。今大会は調子が万全ではなく不安もゼロではなかったというが、「少しでも前と詰めて5区に繋ぎたい」と宣言通り順位を1つ上げ、15位でエースの加藤礼菜(商3)へと繋いだ。5区は各大学のエースが集う、最長距離の9.2km。エースらしい力強い走りで区間9位、順位も14位に上げ、アンカーへと繋ぐ。

▲安定した走りを見せた加藤

6区の杉田久瑠美(法3)は「関東駅伝でいい感じに走れたし、夏合宿からずっと練習してきた得意のアップダウンのある区間がアンカーだったので、どの順位でも入賞圏内に持っていく」と話していた通り、最後まで粘り14位でゴールテープを切った。

▲ゴールテープに向かって走る杉田

試合終了後エースの加藤は「個人としてもチームとしても目標に届かずまだまだ力不足であることを痛感し、もっと強くなって来年は必ずシード権を取りたいと強く思った」と悔しさをあらわした。今大会の悔しさを胸に来年こそはシード権獲得を目指す。

 

◆コメント◆

1区風間 22分31秒(区間17位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

怪我の繰り返しでなかなか練習は積めませんでしたが、その分体づくりに力を入れました。

──3年連続杜の都駅伝を走ってみていかがでしたか

3年間違う区間を走らせて頂いていますが、思うような走りが出来ず悔しいです。杜の都に出場できるチャンスはあと1回なので、後輩たちにシード権をプレゼントできるよう今から準備していきたいです。

──1区の役割を任された時の心境はいかがでしたか

高校生ぶりの1区でかなり緊張しましたが、任せて頂いた時はチームに流れを作るという役目を全う出来たらと思いました。

──どのようなレース展開を予定していましたか

序盤は落ち着いたペースで入り、後半にかけてペースアップしていくという展開を想定していました。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

チームとしても個人としても、杜の都から心身共に成長して臨めるよう皆で頑張ります!

 

2区木下 13分06秒(区間13位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

入学してから小さい怪我を何度も繰り返して練習を継続することができず不安定な1年を過ごしてしまいましたが練習では得意のスピードを生かせるような練習を取り組んできました。

──エントリーが決まった際の心境はいかがでしたか

選手になる気持ちで練習に取り組んでいたので嬉しかったです。

──初めての社の都駅伝を走ってみていかがでしたか

杜の都の地を走れ良い経験になったけれど強豪との差を感じました。トップの選手は本番でも強いしたくさん練習を積んできたからこそ、その結果に結びつくんだなと思いました。

──どのようなレース展開を予定していましたか

何人かの集団で来ると思っていたけど思ったよりばらけて来た。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

チームの目標である8位入賞目指して頑張ります。

──来年に向けて一言お願いします

今の自分よりももっと成長をしてトラックとロードで二刀流できる選手になりたい。また来年こそは杜の都8位入賞、シード権獲得という目標を達成できるよう頑張ります。

 

3区浜野 23分35秒(区間16位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

高校時代よりも走行距離を増やして、5000mや駅伝の長距離区間に対応できるように練習してきました。

──エントリーが決まった際の心境はいかがでしたか

昨年までテレビで見ていた駅伝に自分が走れるという喜びと、走らせていただくからには必ず結果を残したいという気持ちが強かったです。

──初めての杜の都駅伝を走ってみていかがでしたか

自分の思い描いた走りができず、チームの目標である8位入賞に貢献する走りができず悔しかったです。

──どのようなレース展開を予定していましたか

最初の1kmはのぼりなので落ち着いて入り、その後は流れに乗ってペースを上げていき、自分の区間でシード権内に押し上げる走りをしたかったです。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

どの区間になったとしても区間上位の走りをし、杜の都のリベンジを必ずします。

──来年に向けて一言お願いします

来年の杜の都では、自分がエースになってチームを上位入賞に導きたいです。

 

4区島貫 16分41秒(区間11位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

昨年よりも距離を踏み、きつくなってきたところでもう一度我慢する意識をしてきました。

──エントリーが決まった際の心境はいかがでしたか

調子が万全でない中選んでいただいたので不安はゼロではありませんでしたが、走る以上はチーム目標に貢献する走り、少しでも前と詰めて5区に繋ぎたいと思いました。

──2年連続の杜の都駅伝を走ってみていかがでしたか

昨年よりも周りを見ながら臨むことが出来ましたが、もっと派手な走りができる様にしたいと感じました。

──どのようなレース展開を予定していましたか

前半区間でもっと順位を上げる走りをしたかったです。来年こそはシード権を獲って先輩に喜んでもらいたいです。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

まずは出場できる様に今できることから逃げずに頑張ります。

 

5区加藤 31分34秒(区間9位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

基礎となる朝練習のジョグを、ただ走るだけでなく曜日によってペースに変化をつけて強化していった。また、股関節の可動域を広げるための補強に積極的に取り組んだ。

──エース区間のエントリーが決まった際の心境はいかがでしたか

今の自分が他大学のエースたちとどのくらい戦えるのか、ワクワクした気持ちになった。

──一年生ぶりの杜の都駅伝を走ってみていかがでしたか

一年生の時とは違って、自分に自信をもってスタートすることができた。しかし、個人としてもチームとしても目標に届かずまだまだ力不足であることを痛感し、もっと強くなって来年は必ずシード権を取りたいと強く思った。

──どのようなレース展開を予定していましたか

前半落ち着いて徐々に前との差を詰めていき最後の上り坂で順位を押し上げたかったがなかなかそこまでに差を縮めることができなかった。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

今回の杜の都駅伝で果たせなかった八位入賞を来年達成させるため、チームの総合力を生かした駅伝をし、来年の杜の都駅伝に繋げたい。

 

6区杉田 23分35秒(区間12位)

──今年一年どのような練習に取り組んできましたか

去年の春に左膝前十字靱帯断裂をしてしまって地道にリハビリを重ねてきました。5月頃に一年ぶりにポイント練習に復帰できて夏にとにかく皆についていくことだけを考えて沢山走りました。

──アンカーでエントリーが決まった際の心境はいかがでしたか

関東駅伝で良い感じに走れたし、夏合宿からずっと練習してきた得意のアップダウンのある区間がアンカーだったので、どの順位できても目標としていた入賞圏内に自分が持って行く、と思いました。

──杜の都を初めて走ってみていかがでしたか

悔しかったです。入賞するためにはまずしっかりトラックでタイムを揃えないと勝負できないと感じました。

──どのようなレース展開を予定していましたか

2キロまでは地味な坂で、2キロから4キロが激しいアップダウンが2回で、1キロ下って、ラスト1.7キロは平坦だったので、4キロまでに前との差を詰めないと、と思っていました。けどそれが出来ず力不足でした。

──富士山駅伝に向けて一言お願いします

杜の都を通して個々の力を上げないといけないと思ったので、富士山に向けて自分は走行距離を増やして距離に対応出来るようにします。

 

◆大会結果◆
①名城大 2時間3分11秒

②立命館大 2時間5分42秒

③大阪学院大 2時間6分55秒

⓮中大 2時間11分02秒

(記事:髙橋若夏、写真:坂井真子、小泉百萌子、髙橋若夏)

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