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大久保の活躍により1部最初の勝利をもぎとる―関東大学サッカーリーグ 1部 前期第1節 対法大

4月7日 山梨県中銀スタジアム

▼スタメン
GK 1飯吉将通(商3)
DF 28荒木遼太(経1)→78分 4塩崎悠司(経2)、3深澤大輝(経3)、4安部崇士(商4)、6今掛航貴(経3)
MF 5中村亮太朗(経4)、7宮城和也(法4)、13縄靖也(商4)→71分 18松本大輔(経3)
FW 8大久保智明(経3)→ 74分 11太田翔(文4)、10加藤陸次樹(商4)、9小山駿(経4)

▼試合結果
〇中大2-1法大●
得点者:大久保(2分、28分)

春の陽気に恵まれ桜の舞い散る中、いよいよ1部リーグが開幕した。今回の舞台は山梨県という遠方にも関わらず、スタンドからは中大への声援がこだました。
試合開始2分、早くも試合が動く。小山からパスを受けた大久保は、左足でシュートを放った。ボールは敵の間をすり抜け吸い込まれるようにゴールへ。中大の1部での最初のゴールはそのあまりの早さに観客の度肝を抜いた。
勢いがついた大久保は、前半28分中村のコーナーキックから宮城へ渡ったボールを受け再びゴール。貴重な追加点を挙げる。その後、前半35分に今掛が警告を受け相手チームにPKを与えるも、相手選手の放ったボールは枠外に逸れ難をのがれた。


▲シュートを放つ大久保

いい形で終了した前半とはうってかわって、後半は我慢の展開となった。法大の果敢な攻めに翻弄され、ひやひやする場面の連続だった。とくに53分と56分には法大のセットプレーにあわや得点されてしまうのではないかという緊張が走ったが、飯吉の好セーブ連発によりなんとか阻むことができた。
中大の危機はまだ続く。61分には今掛が2枚目のイエローカードで退場。中大は10人で戦うことを余儀なくされた。そして73分、法大にPKを与えてしまう。法大が落ち着いて得点し試合の行方は分からなくなってしまった。
アディショナルタイムの4分間は、スタンドの応援がこの日一番の盛り上がりを見せた。応援団の熱いエールの甲斐あってか、なんとか戦い抜いた中大は、2-1で試合を終えた。


▲試合開始前の選手たち

佐藤監督は「前半はうまい具合に進んだが、後半は2点差が本当に怖かった。法大も目を覚ましたようにプレーしてきて、退場者も出たが、それによって守備重視が明確になった。今年は去年よりも“みんなでやる”プレー。チームがひとつになってみんなで勝つということが今日の試合で出ていてよかった。」と語った。
また今節では、まだ入学したばかりのルーキー・荒木が早くもスタメンで出場を果たした。彼の今後の活躍にも注目したい。ついに開幕した関東リーグ戦。し烈な1部リーグでの戦いはまだ始まったばかりだ。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部