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「勝ちきれなかったのは悔しい」互角の戦いで引き分けとなる-関東学生ラクロスリーグ戦 対青学大

8月25日  フクダ電子スクエア

リーグ第2戦目の相手は、昨年度FINALまで進んだ青学大。試合は、互いに得点を入れては入れ返すシーソーゲームだった。第4クオーター(以下Q)には、中大が逆転し一時リードする場面も見られたが、勝ちきることは出来ず6-6の引き分けで終えた。

試合開始後、先制点を決めたのは青学大。序盤から相手に勢いを持っていかれそうだったが、青木祐緯(文3)は冷静だった。ゴール付近でボールをもらうと、スペースがあった下側を狙ってシュート。「普段の練習で下にシュートを打つようコーチから指示されていた」という青木が、勝負どころで力を発揮した。


▲得点を入れた青木

第2Qでは、相手に2得点を決められ1-3とリードを許す。激しい攻防が続く中、相手選手にイエローカードが出ると、一時中大選手が1人多い状態になった。

この有利な状況を生かし、松尾美紀(経3)が攻めディフェンスを引き寄せると逆サイドの小沢優佳(文4)へパスが渡る。「リーグ戦で得点を決められたのは初めて」という小沢がチームプレーを確実に決め、うれしい1点となった。
このまま前半は終了し、2-3と1点ビハインドで試合を折り返した。

 

第3Qが始まると再び相手に2得点を決められ、2-5と点差が開いてしまう。しかし、ここで意地を見せたのが4年生だ。三井絵愛(法4)の追加点で流れを掴み始めると、注目の集まったフリーシュートを森谷華子(総4)もしっかりと決めた。リードされていた点差を再び縮め、総合得点4-5で最終Qを迎えた。


▲フリーシュートを決めた森谷

 

勝負の第4Q。試合の流れは中大に傾いていた。この日2得点目となる小沢が同点ゴールを決めると、三井がゴール前でディフェンスを交わし鋭いシュート。ついに中大が逆転した。


▲逆転ゴールが決まり喜ぶ三井(右)と松尾美紀(経3)

「このまま流れに乗れれば絶対勝てる」(三井)。選手も応援席も一層熱が入っていた。試合時間は残り約7分。パスを回しながら中大ボールの時間が続く。しかし、パスミスから相手にボールを奪われると同点に追いつかれた。

試合時間は残り5分。中大が攻めては、相手もボールを奪って攻めてくる。両チームでボールが行き交ったものの追加点のないまま試合は終了し6-6の同点で第2戦を終えた。

 

「勝ちきりたい試合だった」。三留彩音主将(文4)は悔しい心境を明かした。
選手たちは、ミスが多くて(流れに)乗れなかったことが勝ちきれなかった理由であると口をそろえる。

リーグ第2戦を終えて中大は0勝1敗1分け。次戦に向け「ウェルカムマッチで色々な人が応援に来てくれる試合なので、絶対に勝って残りの2戦につなげていきたい」(三留主将)、「 強気で常にチャレンジーという気持ちで頑張りたい」(三井)と意気込みを語った。
次の東農大との対戦でも奮闘する中大女子ラクロス部が見られることに期待がかかる。

 

◆大会結果◆
中大6-6青学大
(1-1、1-2、2-2、2-1)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部