• Twitter
  • facebook
  • instagram

初の開幕戦も激闘の末敗北ー第37回関東学生ラクロスリーグ戦 第1試合

2025年7月5日 神奈川県・富士通スタジアム川崎

2年連続でファイナル4に進出した中大は、その実績をたたえられ、開幕戦校に初選出された。相手は昨年度ファイナル4で、8-9で惜敗した早大。リベンジを果たすべく、そして、全国大会出場の悲願を叶えるべく、闘志を燃やす中大は先制点を挙げるも、流れをつかみきれず敗北した。

第1クオーター(以下Q)序盤、中大はパスがつながらずボールを奪われると、フリーシュートのチャンスを与えてしまう。これを防ぎ、マンツーマンで守備にあたるも、ディフェンスをかいくぐった早大選手がシュートを放つ。紙一重を難をしのぐと、中大は反撃にでる。ハーフライン付近で松平紗弥(商2)がボールを奪って攻撃を展開。青木優希(総4)がフリーシュートを獲得し先制点を挙げた。続いて、味方がコートを駆け抜けゴールに迫ると、ゴール裏から長峰和奏主将(総4)のパスを受けた河瀨柚花(商3)が得点する。中大が流れをつかんだかのように見えたが、一筋縄ではいかない。早大はドローに成功し、猛攻を仕掛け得点する。加えて、笠原光莉(法4)、青木のパスミスからボールを奪取し追加点を挙げた。

▲先制に成功する青木

第2Qも一進一退の攻防を繰り広げる。笠原、青木間で再びパスミスが生じ、早大にボールが渡ると、得点されてしまうも、河瀬が自陣から駆け上がり松平が得点する。再び得点されるも、青木が外から切り込むようにしてシュートを放ち得点した。さらに松平が技ありの短いパスを出し、河瀬がゴール。中大は1点のリードを奪い折り返した。

▲喜びを爆発させる河瀨

第3Q開始早々、早大がフリーシュートを決め同点に。中大も松平らの活躍で前進し、河瀨がシュートを放つが、決定打には至らない。早大のカウンター攻撃に対応しきれなかった中大は、フリーシュートを与えてしまい、逆転されてしまった。早大の押せ押せムードが強まり、中大は防戦一方に。思わずタイムアウトをとったが、早大の勢いは止まらず、得点されてしまう。終了間際、味方がボールを絡め取り、内山茉優(文3)が自ら突破して得点。中大はなんとか2点差に抑えた。

▲果敢に攻める松平

第4Q、松平がシュートを放つも、カウンター攻撃を決められて3点差となる。ここは、4年生の意地を見せる青木がフリーシュートを決めてすぐさま2点差に戻した。なんとか逆転したい中大であったが、好機をものにすることができない。試合終了直前、早大にダメ押しの1点を許し、中大は惜敗した。

▲晴れやかな表情を浮かべる長峰主将

開幕戦校に選ばれたことを誇りに思う一方で、結果に悔しさをにじませた選手たち。全国大会出場にむけて3度目の正直となるか見届けたい。

◆試合結果◆
中大7-10早大(2-2・3-2・1-4・1-2)

(記事、写真:福田菜緒)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report