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女子卓球部強敵専大を破り2季連続の無敗V!ー秋季関東学生卓球リーグ戦

2023年9月14日 埼玉県・所沢市民体育館 秋季関東学生卓球リーグ戦

前日に日体大にストレートで勝利し最終戦を残して優勝を決めた女子卓球部。目標としていた無敗優勝へリーグ戦最終日強豪専修大学と対戦した。

 

この試合も1番手はエースの枝廣愛(商2)。専大のエースで今年のユニバーシティゲームズで日本代表としてシングルス準優勝に輝いた出澤杏佳と対戦。Tリーグにも所属するエース同士の対戦ということもあり、両者譲らない展開が続いた。セットカウント2-1で迎えた第5セット9-5と大幅にリードするがそこから出澤が驚異の追い上げを見せ10-10のデュースに、2連続で失点した枝廣がこのセットを落とした。これで勢いづいた出澤が最終セットも勝ち切り中大は黒星スタートとなる。

他校のエースとの対戦が続いた中でも勝利を重ねた枝廣

続く第2戦は高橋あかり(文2)が登場。前日の日体戦でも勝利しいい流れに乗る彼女が、このゲームをセットカウント3-1と快勝し流れを引き戻すと。第3戦にここまで負けなしの武山華子(文1)が登場。この日も終始相手を寄せ付けず圧巻のストレート勝利。これで武山はこの1年間春季リーグ戦から合わせて8勝0敗の成績を残し、一度も負けることなく初年度のリーグ戦を終えた。優勝という結果で終えた今大会を振り返って、「4年生が最後の大会だったので、去年は自分は参加してないですけど、去年はこの秋リーグでチームとして悔しい思いをして、今回のリーグ戦は連覇を目標にやって来たので達成できてよかったです」と語った。

続くダブルスは先日矢島監督がインタビューで「うちはダブルスで一つ勝ちが計算できるのでそこは本当に強みだと思う」と語った、エースコンビ工藤夢(文4)・枝廣愛組が登場。相手は日本代表コンビの船場・出澤ペア、関東屈指の強敵と相まみえる。ここまでリーグ戦ダブルス負けなしと、誰もが認める最強ペアの勝利が期待されたが、この日は相手に苦しめられ終始流れをつかむことができない。第3セットを取り、反撃開始かと思われたが第4セットを競り負け、専修大学に追いつかれる展開となった。試合後工藤は「目標だった全勝優勝は達成できたんですけど、ダブルス負けちゃって悔しい部分はあるのでそこは課題かなと感じます」と振り返り、優勝しても慢心することなく更なる高みを目指す姿勢を見せた。

 

続く第5戦をストレート負けで落とし、全勝優勝へ2連勝が必要になった中大は、第6戦工藤がシングルスで登場。第2セットを落としてしまうが、第2セット以降は立て直し連取。この間に試合時間が2時間半を超え隣の台も使って試合が行われることに、来年から主将を務める川北帆香(経3)が専大立川相手にテンポよく試合を進めセットカウント3-0で快勝し、工藤の結果を待つだけとなった。勝利に王手をかけた第4セットだったが、専大の陳ヶ尾が意地を見せ4-11で敗れ、全勝優勝の行方は最終セットに委ねられることに。リーグ前に「しっかりと結果を残して皆から信頼されるような役割を果たしたい」と話した工藤、その言葉通り最終セットはエースとしての意地を見せつけ、相手を全く寄せ付けず、スコア11-3で勝利した。これで女子卓球部は2季連続の全勝優勝を飾り、春秋連覇を達成した。

▲勝利し笑顔を見せる工藤主将

目標としてきたリーグ戦連覇を達成できた今大会を振り返って工藤主将は「昨日には優勝決まってたんですけど、昨日の試合終わりもみんないい意味で冷めてて、なんか緊張感ある空気が続いてたので個人的にはいいじゃん!って思ってました(笑い)なので優勝決まっても気が抜けることなく戦えたのが今日の勝利につながったのかなと思います。私も監督に明日優勝できるように頑張りますってラインしてて、監督からいや全勝優勝なって訂正されるぐらい、優勝を意識してなくて(笑い)いいコンディション保てたなと思います」と振り返り、工藤の常勝軍団の主将として最後まで気を抜くことなく卓球に取り組む姿勢がチームを優勝へと導いた。

 

4年生はこれで最後のリーグ戦となり、残すは個人戦の全国大会を残すだけとなった。リーグ戦での勢いそのままに関東王者として全国の舞台でも優勝へと突き進む。

 

○中大4-3専大●

枝廣愛(商2)2-3出澤
高橋あかり(文3)3-1中山
武山華子(文1)3-0町田
工藤夢(文4)・枝廣1-3船場・出澤
藤田奈子(文4)0-3船場
工藤夢3-2陳ヶ尾
川北帆香(文3)3-0立川

 

(写真:中島遥 記事:小野祐司)