2024年10月6日 東京都・青山学院大学青山キャンパス
秋季リーグ戦を4連敗し、リーグ最下位・入れ替え戦に回った中大。相手は昨年の入れ替え戦で打倒した早大だ。
第1シングルスに出場したのは小野泰平(商4)。1ゲーム目は前半からリードを奪われインターバルも取られる。後半に巻き返しを図るもネット際のミスが目立ち19-21で惜敗する。2ゲーム目は序盤からリードを維持し、得意とするスマッシュやバックハンドを駆使して21-9と引き離し勝利する。勝ち点の行方は3ゲーム目に託される。前半から相手に食らいつき点差がつかないものの、インターバルをとられその流れのまま18-21で敗北を喫する。
▲善戦した小野
第2シングルスに出場したのは殷昊羽(商1)。高い打点のスマッシュを繰り出し、試合を掌握し21-14、21-19とストレートで勝利を収める。自身のプレーについて、「結構厳しい戦いでしたけど、頑張りました。相手も攻撃力の高い選手だったので、最後までどう守り切るか、隙を見せないかを意識しました」と語り、喜びの色がうかがえた。
▲スマッシュを打つ殷
第1ダブルスに出場したのは安保瑠城(商4)・深井俊椰(商3)。安保は秋季リーグ初出場であったが、「いつでも出られるように準備していた」と語る。その言葉を体現するように、1ゲーム目は1点ビハインドでインターバルをとられ、途中点差が開く場面もあったが追い上げを見せ、21-19でセットをもぎ取る。2ゲーム目はデュースまでもつれ込むが、攻めの姿勢を崩さず22-20で勝利を収める。試合後深井は「緊張もあったのですが、勝てたことがすごい良かったなと思います」と話し、「インカレの予行練習的な感じ」と次の大会も見据えていた。
▲守りを崩さない安保・深井ペア
第2ダブルスには小野・山﨑諒羽(法4)が出場した。普段はそれぞれ別のパートナーと組みダブルスを戦っているが、国民スポーツ大会と日程が被っている関係で、ペアを変更し第2ダブルスに出場。1ゲーム目は早い試合展開で着実に点を取り、21-13と相手を寄せ付けずセットを奪う。2ゲーム目も積極的に攻撃を仕掛け、21-15で勝利を収める。山﨑は「自分たちの普段のプレーをしていれば勝てると思ったので、平常心を保てるように頑張りました」と語る。4年生の着実な努力がつかみ取った勝利であった。
▲勝利を決めた小野・山﨑ペア
入替戦は3-1で勝利。来年の春季リーグ戦も1部で戦うことが約束された。
◆試合結果◆
〇中大 3-1 早大●
1S ●小野1-2今越〇
2S 〇殷2-0富田●
1D 〇安保・深井ペア2-0町田・今越ペア●
2D 〇小野・山﨑ペア2-0小山・大西ペア●
(記事、写真:吉田弥生)