強敵国士大カード勝ち越し！！ー東都大学準硬式野球春季リーグ戦　対国士大２回戦

2022年４月８日　スリーボンドベースボールパーク上柚木

初戦白星で最高のスタートを切った中大。今までの４年生主体のメンバー構成とは一転、国士大二回戦は新入生や下級生を投入するなど、新たな挑戦を試みた。投手陣の好投と打者の勝負強さが光り、二連勝で国士大カードを勝ち越した。

▲試合初出場ながら２点適時打を放ったルーキー相野

試合が動いたのは２回。先頭の小林洸誠（商３）が出塁すると犠打、相手のエラーで１死一二塁とする。先制のチャンスで回ってきたのは、大学試合初出場のルーキー相野七音（文１）。二球目のストレートをコンパクトに打ち２点適時打を放った。「いつも以上に緊張していた」という相野だが、チームメイトの声に背中を押され華々しいデビューを飾った。

▲５回１失点に抑えた先発田中

先発はリーグ戦初登板の田中駿佑（商２）。３回まで無失点に抑えるも、４回に２つの四球が絡み１点を返される。それでも５回２安打１失点に抑える投球を見せ、６回から木藤忠広（商２）にスイッチ。

中大打線は８回まで沈黙し、２回以降得点を重ねられず。１点差で迎えた８回裏、好投を続けていた木藤が先頭バッターに左越本塁打を放たれ土壇場で同点に追いつかれる。

▲９回、勝ち越しのタイムリーを放った小柳

９回、後が無い中大。先頭功刀史也（文２）の中安で、勝ち越しのチャンスを作る。８番岸野皓大（商３）が犠打で確実に送り１死二塁とするも、代打加藤真樹朗（法２）が右飛に倒れ２死二塁と追い込まれる。なんとしても得点したい場面で、代打小柳翼（商３）が打席に立つ。「なんとか食らいついていこうと思った」と小柳。起死回生の適時三塁打を放ち勝ち越しに成功。続く２番中森至（経３）も左安を放ちさらに１点を追加。裏の守備はエース石井竜弥（商３）がきっちり抑え４－２で勝利を収めた。

新一年生の加入で層の厚さが増した中大。次戦の日大との伝統の一戦も、豊富な人材と関東大会からの良い流れでものにしたい。