2023年 4月27日 明治神宮球場
チーム 123 456 789 =RHE
青学大 000 004 101 =660
中 大 022 000 000 =483
[青]常廣、松井ー渡部
[中]岩本、山口、石田、岩城、三奈木ー綱川
[本]なし
◆スタメン◆
1[指]安田 淳平(商1=聖光学院)
2[一]佐藤 豪(経2=藤代)
3[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
4[右]髙橋 隆慶(文4=明秀日立)
5[中]皆川 岳飛(経2=前橋育英)
6[三]繁永 晟(商2=大阪桐蔭)
7[二]中前 祐也(法4=浦和学院)
8[遊]石井 巧(文4=作新学院)
9[捕]綱川真之佑(経2=健大高崎)
P 岩本 大地(法4=石岡第一)
勝ち点奪取のため、何としても落とせない青学大との2回戦。青学大の好投手・常廣を相手に序盤に攻め立てるも、終盤に無念の逆転負け。清水監督は1年生の安田を1番に据え、上位打線に左打者を3人並べたほか、先発に今季初登板の岩本を据えるなど工夫を加えたが、虚しい敗戦となった。
▲先制の中前適時打を放った石井
試合の流れを掴んだのは、序盤の2回だった。青学大のプロ注目腕・常廣を相手に先頭の皆川が内野安打で出塁すると、四球も絡みながら1死一、二塁としたところで石井が中前適時打。その後も佐藤豪の投手への強襲適時打で1点を加え、2点を先取する。
青学大は早々に常廣を諦め、3回から松井(青学大)にスイッチ。中大打線は投手の代り端を捉え、この回さらに2点を追加。4ー0と4点リードで試合を優位に進める。
今季初登板、初先発の岩本もこの日最速146㌔の直球を軸に5回まで二塁すら踏ませない投球で強打の青学大打線を0に抑える。
▲5回まで二塁すら踏ませない投球で力投した岩本
良い流れのまま逃げ切りたい中大だったが、グラウンド整備後の6回に試合の潮目が変わった。
先頭の渡部(青学大)に四球を与えると、岩本の野選も絡みながら無死満塁のピンチを背負う。この場面で岩本の足がつるというアクシデントもあったが、岩本はマウンドに戻り続投。佐々木(青学大)に左前適時打を浴びたところで岩本はマウンドを後にした。後を受けた山口謙作(商2=上田西)で悪い流れを断ち切りたい中大だったが、犠飛やバッテリーエラーが絡み、同点とされ、続く7回にも2死から四球で出したランナーを高橋の痛恨のエラーで返され、逆転される。
▲岩本の後を受けて登板した山口
打線は4回以降開き直った松井(青学大)に手も足も出ない。8回こそ1死から皆川が中前安打を放ち、その後2死から盗塁を決め、2死二塁と見せ場を作るが反撃及ばず。最終回も三者凡退に抑えられ、手痛い敗戦となった。
試合後、清水監督は「岩本には行けるところまで行ってくれという話はしていた。思った以上に投げてくれた」と語るが、「(5回に)足がつったところで見極められればよかった」と継投のタイミングを悔やんだ。
岩本もこの日の投球を振り返り「5回までは自分でもよく抑えられたと思う」と手応えを得た様子だったが、「無死満塁のところで後ろのピッチャーに渡したのはよくなかった」と反省を口にした。
このカードで連敗し、今季初めて勝ち点を落とした中大。リーグ優勝、日本一のためチームの掲げる「反撃」の姿勢で残りの2カードを全力で取りに行く。
◆試合結果◆
●中大4-6青学大○
◆お知らせ◆
次戦は5月9日(火曜日)に神宮球場で行われる対日大1回戦です。
(記事:為谷楓太、写真:髙梨晃世、中島遥、小野祐司)
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