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打ち合いの末、敗戦。大会4位で終える─秩父宮杯第70回関東大学選手権大会 対法大

2023年6月4日 ダイドードリンコアリーナ

 

 

今大会決勝リーグに入り、対明大、東洋大を落とし、3位決定戦と回った。対戦相手はこれまで多くの試合で勝ち越している法大となったが、最終的に勝利を収めることはできなかった。「流れを引き込むことができなかった」(八戸監督)と振り返った。

攻守にわたってチーム牽引した佐藤尚輝主将(法4)

<第1ピリオド>

両者なかなか先制点を取れない中、中大は積極的なフォアチェックで主導権を握ろうと試みる。このまま無失点で終わりたいところだったが、終了間際の18分、法大に先制点を献上してしまった。「第1ピリオドの入りはやはりチームとしての課題」と佐藤(尚)は振り返った。

▲1得点を記録した藤間航哉(経2)

<第2ピリオド>

開始直後からチーム全体の雰囲気は一気に変わったように見えた。第1ピリオド以上のプレッシャーをかけ、積極的に奪いにかかる。すると開始早々55秒に佐藤(尚)のアシストから角丸陸斗(国経2)が豪快に決め同点に追いつく。さらに4分には堤虎太郎(総3)から角丸がこの日2点目を挙げると、勢いそのまま藤間がゴール。しかし、その4分後に1点を返される。これで合計3ー2となりリードして運命の第3ピリオドへ。シュート数中大11、法大12と、ここまで互角の戦いを繰り広げる。

 

ハットトリックを達成した角丸

<第3ピリオド>

最初に動いたのは法大だった。ペナルティーで数的不利の中、開始5分で同点に追いつかれ、さらに13分には逆転弾を許してしまった。そのわずか17秒後に追加点を許し、一気に流れを引き込まれてしまった。しかし、このままでは終われない中大は、14分32秒に種市悠人(総3)が一点を返す。その3分後には大活躍の角丸がこの日3点目となる同点弾を叩き込む。これを機にパワープレーで試合をものにしようと試みるが、再び逆転されさらに追加点を浴び、試合終了。合計5ー7で敗れた。

 

試合終了後、大会全体を振り返った八戸監督は「チームの雰囲気は悪くなくて、ただちょっとしたアクシデントがあったり、大会全体を通して失点が重なってしまった。そこがチームの課題であり、修正する必要があると思う。」と振り返った。また、主将佐藤(尚)は「失点しないように意識はしたつもりだったが、結果(失点を)してしまった。今日のような差のないゲームで勝ちきる力が足りていない。気持ちを入れ替えて修正して今後の大会で進化した中大を見せたい。」と今後の意気込みを熱く語った。

 

◆試合結果◆

●中大 5(0-1,3-1,2-5)7法大○

(記事、写真:本國大和)