2023年9月10日 ダイドードリンコアイスアリーナ
秋季リーグが開幕し、初戦の早大戦を2-4で落として迎えた2戦目の日大戦。「前回の試合で点数を取れなくてその部分が課題だったが9点という大量得点ができてよかった」と述べる角丸陸斗(国経2)の言葉通り、早大戦での反省を生かして臨んだ日大戦では9-4の大量得点で勝利を収めた。
<第1ピリオド>
開始約6分の沼田陸(文3)の先制点を皮切りに、約9分に小形諒人(経4)、その1分後には種市悠人(総3)がそれぞれ得点し序盤をリードする。さらに勢いを弱めることなく攻撃を続け、ゴール前の混戦を制した荒木零士(総2)がパックを押し込み4点目を決めた。
夏の間に行った調整として「ゴール前の部分」を挙げた八戸監督は「ハードにプレーしないと取られるものは取られるし、攻めている時もゴール前で激しくやらないと取れる点数も取れない」と述べる。ゴール前の激しい戦いを制する力を鍛えたことが今回の大量得点の要因なのであろう。
その後も日大に隙を与えることなく4-0で第1ピリオドを終えた。
▲激しく競り合う選手
<第2ピリオド>
続く第2ピリオド開始早々、相手のペナルティによって中大の人数が1人の多いパワープレーの状態のチャンスで、佐藤佑哉(経4)のアシストを受けた角丸がゴールを決める。
その直後に今試合初の失点を許したが、すぐに藤間航哉(経2)が得点。さらに約32分に横須賀大夢(総2)が得点を重ね、流れを止めない。その2分後には再び中大がパワープレーの状態となり、佐藤佑のゴールで8-1となる。これによって7点差がついたため今大会規定よりランニングタイム(プレーが中断してもプレータイムを止めない)が採用された。
▲パックを追う佐藤佑
<第3ピリオド>
約56分に角丸が本日2度目のゴールを決めるものの、猛追する日大に3得点を許した第3ピリオド。しかし、序盤のリードを守り抜き9-4で試合を終えた。
▲2得点を挙げた角丸のゴール(上)ガッツポーズを見せる(下)
大量得点で勝利した中大であるが、試合後「いらない失点が多かった」(角丸)「パス回しがあまり繋がっていなかった」(横須賀)と得点を決めた2人は課題も見つめている。八戸監督の「きちっとした戦い方をしないと次に繋がっていかない」という言葉のように、選手達は一戦一戦で見えてきた課題を次に繋げていく姿勢でプレーに磨きをかけているようだ。
目標である「秋季リーグ優勝」(横須賀)に向けて中大アイスホッケー部が動き出す。
◆試合結果◆
〇中大9(4-0 4-1 1-3) 4日大●
◆お知らせ◆
次戦は9月17日(日)に行われる対大東文化大戦です。
(記事:田中のぞみ、写真:水﨑菜花)
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