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最終回に粘りを見せるもあと一歩及ばず。5位でリーグ戦を終えるー東都大学野球秋季リーグ戦 対国学大2回戦

2021 10月29日 神宮球場

チーム 12 3  456  789 =RHE
中 大 000  100  001=271
国学大 220  000  100=562

[中]皆川、大栄、西舘、中村、大関ー古賀
[国]坂口、楠茂、池内ー福永
[本]なし

◆スタメン◆

1[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
2[指]齋藤未来也(商3=関東第一)
3[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
4[三]北村 恵吾(商3=近江)
5[中]森下 翔太(商3=東海大相模)
6[一]髙橋 隆慶(文2=明秀日立)
7[二]石井  巧(文2=作新学院)
8[左]根本 翔吾(商2=習志野)
9[右]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)


▲先発を託された4年生エースの皆川

同一カード2連勝を懸けて臨んだ首位国学大との最終戦。先発は4年生の皆川に託された。初回、二死から四球と左前安打でピンチを招くと5番瀬戸(国学大)に右中間への適時二塁打を浴びいきなり2点を先制される。二回にも四球や暴投が絡み二、三塁となったところで皆川は降板。大栄陽斗(商2=仙台育英)がマウンドへ上がった。追加点は避けたいところだったが、国学大打線の勢いを止めることはできず。2番川村に左越適時二塁打を浴びさらに2点を追加された。


▲1点目を取り喜ぶ選手たち

追いつきたい中大は3回、不動のショートとしてチームを支え続けた中川が左前安打を放ち出塁。さらに盗塁と相手の失策で三塁まで進塁するも、後続が打ち取られ得点にはつながらず。続く4回にも二死から四球と左前安打でチャンスを作ると、迎えた8番の根本が初球をレフト前に運び1点を返した。6回には先頭の森下が四球で出たところで相手先発の坂口(国学大)から楠茂(国学大)に交代。「防御率を一番の目標にしていたのでとても嬉しい」とこの時点で石田裕太郎(経2=静清)の最優秀防御率のタイトルが確定した。


▲9回に登板し、ピンチを切り抜けた大関

7回裏、6回途中から登板した西舘勇陽(法2=花巻東)が先頭打者を中前安打で出すと、そこから三つの四死球を与え5点目を許した。8回にはルーキーの中村伊吹(商1=宇治山田商)がリーグ戦初登板。石井が好守備を見せバックも盛り立てると、二死を取ったところで大関秀太郎(文4=作新学院)がマウンドへ。一、二塁のピンチの場面を三ゴロで切り抜けた。迎えた最終回、二死から代打渡邊直紀(経2=福島商)が左前安打を放ち意地を見せると、中川、栗原利彰(法3=茅ヶ崎北稜)も続き、「4年間守り続けてくれた」(清水監督)古賀主将に打席が回る。「最後にお前に回ってくるから持ってるんじゃないかと言われたけど、三振して悔しい結果になった」と最後は見逃し三振に倒れ試合終了。2季連続国学大の優勝を見守った。


▲最優秀防御率のタイトルに輝いた石田裕

3勝7敗の5位という結果で幕を閉じた秋リーグ。清水監督は「駒大に負けてから立て直せなかった、反省点が出たので新チームで立て直したい」と語り、最後までチームの軸として引っ張った古賀主将は「下の苦しみも、上の喜びも経験出来て財産になった」と戦国東都での4年間を振り返った。来季は「先発した試合すべてで勝てるようになりたい」と意気込む石田裕をはじめとした投手陣、最高学年となる主軸の森下、北村を中心に再び優勝を目指して突き進む。

 

◆試合結果◆
●中大2-5国学大〇(中大3勝7敗)

(記事:渡邊陽代里)