終盤に追いつめるもファイナルリーグ初戦を落とす─2023年度関東大学アイスホッケーリーグ戦対明大

2023年11月23日　ダイドードリンコアイスアリーナ

早大との激戦の末、ファイナルリーグ進出を果たした中大。初戦は今季連敗中と相性悪い明大との対戦となった。序盤から相手の攻撃に苦戦し、第１ピリオドから立て続けに失点。追いつきたい中大は第３ピリオドで３得点するなどあと一歩のところまで追いつめるも捉えきれず試合が終了。初戦を白星で飾ることはできなかった。

▲シュートを放つ畑山隆貴（総４）

〈第１ピリオド〉

最初に仕掛けたのは明大。果敢に中大ゴールに攻め込みシュートを連発。守りの時間帯が続いた。チャンスを作れないまま開始８分、ロングシュートを決められ先制点を許した。反撃に転じたい中大は11分、種市悠人（総３）がシュートを放つも相手キーパーに防がれた。13分、ペナルティを取られ数的不利になり相手の波状攻撃が続く。ブロックの外側で回され放たれた相手のシュートを一度は防ぐも押し込まれた。０－２で第１ピリオドを終える。

〈第２ピリオド〉

追いつきたい第２ピリオド。先に攻撃を仕掛けたのは中大。角丸陸斗（国経２）のアシストで藤間航哉（経２）が得点。しかし直後に失点を許し出鼻をくじかれる。相手に攻め込まれる時間帯が続くと終盤にロングシュートを決められ追加点を許し３点差で第３ピリオドへ。

▲パスを出す木村裕翔(商２)

〈第３ピリオド〉

ここから怒涛の反撃が始まる。開始早々に相手のミスから種市が得点。チームを勢いづけるとその４分後、美しいパス回しから夏野晃輔（商３）が得点。会場の雰囲気を変えて見せた。相手に１点を返されるも中大も食らいつき森星輝（文１）が得点。４ー５と同点に追いつきたい中大は残り時間２分のところでタイムアウトを要求。監督が選手達を集める。「細かい指示はしていない、メンバーだけ伝えてあと形は選手たちが練習の中でいろいろやっているので」（八戸監督）とGKを下げてフィールドプレイヤー６人がリンクへ。全員での攻撃で明大をあと一歩まで追いつめるも相手の集中したディフェンスが光った。決めきれずに今度はカウンター攻撃をうけるとダメ押しの１点を取られ、試合はそのまま終了。４―６でファイナルリーグ初戦を落とした。