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日本リーグ王者相手に堂々の戦い 伊禮雅「チーム一丸となって楽しめた」ー第75回日本ハンドボール選手権大会

202312月14日 宮城県・カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)

中大は日本リーグで2022-2023シーズン優勝したトヨタ車体ブレイブキングスと対戦。前半は実業団の実力に圧倒されるも、後半は光るプレーを見せ、8点ビハインドの2432で惜敗した。

▲パスをする伊禮雅太(法4)

「日本リーグ上位チームということで、やはり自分たちの力試しというかこういう機会はなかなかないので、その機会を無駄にしないように全力で楽しもうと試合に臨みました。」と伊禮雅、「格上なのはわかっていたんですけどチャレンジャーとして自分たちの持っているものをチャレンジしていこうって(思って)挑みました」と伊禮颯雅(法2)が話すように今試合の相手は格上、現在日本リーグ王者・トヨタ車体。試合開始直後から4連続得点を決められ中大は初得点が生まれない苦しい展開に前半6分41秒、実方監督は早々にタイムアウトを要求。タイムアウトで緊張がほぐれたのか前半7分頃ついに扇谷蓮(商3)の豪快なシュートで初得点をもぎ取ると、前半15分から17分頃には3連続得点でトヨタ車体を追い上げる。野上遼真(総4)が好セーブを連発したり、伊禮雅太のノールックバックパスから髙橋侑吾(文3)がサイドシュートを決めるなど会場を湧かす。しかしその後はトヨタ車体の速いパス回しに翻弄され得点を重ねられると、攻撃でもトヨタ車体の固いディフェンスを攻略出来ずに試合は進み、7点ビハインドの1017で前半を終える。

▲サイドシュートを決める上山陽平(総4)

後半、中大は勢いを取り戻しシュートが決まりだす。伊禮颯が相手の意表を突くアンダーハンドシュートを決めると、その後もロングシュート、切り込んでシュートを決めるなど多彩なシュートで得点を重ねる。また伊禮雅がロングシュート、途中出場の上山も相手キーパーの足元を抜く技ありシュートを決め、さらにゴールパフォーマンスでもチームを盛り上げる。後半だけなら1415の1点ビハインドと日本トップレベルのチームに互角の戦いを見せ、最終的には2432で試合終了。

これでハンドボール部は今年度の全日程が終了し、4年生は今試合が引退試合となった。試合後には円になり拍手をし合うなど4年間を労った。インカレ3連覇、2023年度春季リーグ優勝、20212022年度秋季リーグ優勝など輝かしい成績を収めた伊禮雅世代。主将を務めた伊禮雅は「学生最後の試合を全力でチーム一丸となって楽しめた」と清々しく語った。

▲円になりお互いを労う選手たち

◆試合結果◆
●中大24 (10-17、14-15)32トヨタ車体ブレイヴキングス〇

◆コメント◆
伊禮雅太選手

──試合を振り返って
学生最後の試合を全力でチーム一丸となって楽しめたと思います。

──試合前の雰囲気
日本リーグ上位チームということでやはり自分たちの力試しっていうか、こういう機会はなかなかない機会なのでその機会を無駄にしないように全力で楽しむっていう気持ちで試合に臨みました。

──4年間振り返って
4年間楽しい大学生生活でした。

──弟・颯雅と中大でプレーするのは最後だった

小学校から一緒にずっとやってきて、頼もしい弟で、非常に楽しく試合ができたと思います。

──今後の目標

今後はハンドボール日本代表になれるように頑張っていきたいなと思います。

 伊禮颯雅選手
──試合を振り返って
日本リーグでも上位1・2位に常にいるトヨタ車体さんと試合ができてよかったと思います

──意識したこと
格上なのはわかっていたんですけど、チャレンジャーとして自分たちの持っているものをチャレンジしていこうって(思って)挑みました

──今年1年振り返って
春から始まって春は優勝して秋は惜しくも2位だったんですけど、またインカレで優勝できたので1年振り返ってよかったと思いますし、最後学生代表としてトヨタ車体さんと実業団と試合することができて1年振り返って非常にハンドボール経験としてよかったなと思います。

──兄・雅太と中大でプレーするのは最後だった
エースとしてキャプテンとして、本当に頼れる存在で頼もしい兄でした。
──来年に向けて
来年は兄もいなくなって、自分は3年になるので1・2年生と4年生とまた中大らしく楽しくハンドボールをやって上を目指していきたいです。

(記事:佐伯真生、写真:小幡千尋)

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