2024年10月6日 夢の島公園アーチェリー場
学習院大・明大・青学大・立大・中大・法大の6大学が夢の島に介し、 G-MARCH交流戦が行われた。中大はリカーブ70m男子(個人戦男子)で、石井佑治(経3)が優勝を果たし、由良駿太郎(経4)が4位となった。またリカーブ70m女子(個人戦女子)では、森原萌楓(総3)が5位に入り実力を見せた。
▲リカーブ70m男子優勝の石井
優勝を飾った石井は、「練習通りに近いフォームで射てたのが勝因」と試合を振り返る。さらに勝因について「優勝したいという気持ちは抑え、できる限り失点をなくそうという意識」と続けた。わずかな心の乱れが射に影響するアーチェリー。石井自身の高い精神力こそが、優勝という結果をもたらしたのだろう。
▲笑顔を見せる石井
また午後は、他大学との混合チームで団体戦が行われた。結果は、個人戦男子優勝の石井と、他大学の選手2人の計3人で構成されるチームが準優勝。交流戦の名の通り、試合中は大学の垣根を超えた積極的なコミュニケーションが目立っていた。
▲他大の選手と交流する中大選手
◆試合結果◆
リカーブ70m男子
1位 石井佑治 622点
4位 由良駿太郎 598点
リカーブ70m女子
5位 森原萌楓 554点
◆コメント◆
石井佑治
──個人戦を振り返って
今回の試合では天気もよく、風もなく、とても射ちやすいコンディションでした。そのため、練習通りに近いフォームで射てたのが勝因だったと考えております。また、アーチェリーというスポーツは勝ちたいと思う気持ちさえ邪念と言われるほどのメンタルスポーツです。なので優勝したいという気持ちは抑え、できる限り失点はなくそうという意識で射てたのも要因だと思います。
ただ、まだ点数自体は納得していないですし、改善の余地があるので試合に出る回数を増やしたり、練習の質をもっと上げようと思った試合でした。
──優勝時の心境について
素直にうれしかったです。ただ、優勝自体にこだわって臨んだわけではなく、夢の島(比較的難易度の高い射場)で練習通りに射つにはどうすれば良いか考えながら射つことにしようと臨んだので、正直練習通りに近い感覚で射つことができたことの方が(優勝よりも)うれしかったですかね。その結果優勝できたのかなと思っています。
──他大学の選手とは、どのようなコミュニケーションをとったか
団体戦は個人の技術だけでなく、チームメイトとのコミュニケーションも点数を左右します。例えばチームメイトとコミュニケーションをとる事でメンタルを落ち着かせるなどの工夫するなどです。
そのため、できるだけチームメイトのメンタルをコントロールできるかや、どうすれば当てることができるか、話し合いながら射つことを心掛けました。また、チームメイトとのノリと勢いで緊張感を取り除くことも意識しました。結果的に団体戦で2位を取ることができたのかなと思います。
(記事:田中のぞみ、写真:佐藤友香)
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