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相手の鉄壁を崩せず敗戦-関東学生水球リーグ戦対早大

5月26日 慶應大学日吉プール

前日の日体大戦に敗退し、ここまで1勝2敗と負け越している状態で臨んだ早大との試合。1勝を挙げたい中大だったが流れをつかむことができなかった。


▲チーム最多得点を決めた新井主将
第1ピリオド(以下P)は相手先取からスタートした。中大の1得点目は新井謙之介主将(文4)。相手が反則を取り、がら空きとなったゴールにシュートを決めた。その後も「自分が引っ張って点を取ろう」と意気込んだ新井主将は積極的にゴールを狙っていく。狙い通りのシーソーゲームとなり、このPでは松本天斗(文3)、新井主将、後藤清吾(文2)が得点し、4-4の同点で終えた。

第2Pではシュートまで持ち込む惜しい場面は多々あったが、「決めきることができなかった」(田嶋郁望・文4)。坂本朗(文4)が好セーブを見せるが早大に3点追加され、中大は後半に田嶋が決めた1得点にとどまり5-7と追いかける展開となった。


▲相手のシュートを見事に止める坂本

ここから中大は苦戦を強いられた。第3Pでは連続で4失点して5-11と点差を離され、「全員の気持ちが乗らなくなってしまった」と新井主将は振り返る。相手ゴールキーパーの冴え渡る好プレーに何度もシュートを止められ、ディフェンス陣の徹底的な守りを崩すことができず、このPでも田嶋の1得点のみに抑えられてしまった。


▲シュートを狙う松本

続く第4Pでも早大は攻守ともに調子がよかった。新井主将が2点を決めるが、早大の素早い攻撃に中大は打つ手もなく3得点を許す。試合終了直前に放たれた松本、田嶋のシュートは惜しくも決まらず、8-14で試合を終えた。

選手層の厚い早大を相手に思うように試合を展開できず、チャンスをなかなかものにできなかったこの試合。田嶋は「シュート決定率を上げること」を反省点として挙げた。

上位リーグ進出のためには「もう一試合も落とせない」(新井主将)状況に陥ってしまった中大。明大、筑波大との試合では、日大戦でみせたようなチームワークを取り戻し、次こそ歓喜に沸く姿を見せてほしい。

◆試合結果◆
●中大8-14早大○
(4-4、1-3、1-4、2-3)

記事・写真=「中大スポーツ」新聞部