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逆転でつかみ取った連勝-第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第2節 慶大戦&第3節 東海大戦

▼試合結果


2025年4月12日 神奈川県・レモンガススタジアム平塚

JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦1部 第2節
中央大学 慶應義塾大学
中大得点者:西岡 隼平(前半47分)、杉山 耀建(後半17分)

 

▼スターティングメンバー
GK 岩瀬 陽 経4 興國高
DF 常藤 奏 経3 興國高
DF 中光 叶多 商2 サンフレッチェ広島ユース
DF 原 圭佑 商4 東京ヴェルディユース
DF 16 西岡 隼平 経2 興國高
MF 15 藤井 日向 商4 関東第一高
MF 17 長田 叶羽 商1 ガンバ大阪ユース
MF 18 杉山 耀建 国経4 狭山ヶ丘高
MF 23 新 鉄兵 商3 東京ヴェルディユース
FW 北浜 琉星 経3 アビスパ福岡U18
FW 10 持山 匡佑 商4 静岡学園高
▼選手交代
18 杉山 耀建 19 遠山 湧斗(経3) (後半21分)
10 持山 匡佑 武本 射雅(経4) (後半25分)
23 新 鉄兵 14 尾川 丈(商2) (後半28分)
7 北浜 琉星 24 川合 流央(商3) (後半32分)

 

逆転でつかみ取った今季初勝利


平塚で迎えたホーム開幕戦。今季初勝利へ向け、昇格組・慶大との一戦に臨んだ。開幕戦で得点を挙げた北浜と新らがスタメン入りし勝利を目指した。

▲慶大戦スターティングメンバー

前半3分に中大はロングボールを北浜が収め、チーム初シュートを放つ。その2分後にはゴールキックから再び北浜が競り合いで勝ち、そのボールを持山が拾ってミドルシュートを打つが、これはポストに直撃した。同11分にも同様の形から持山がシュートを打つがこれも枠を外れる。同13分にはペナルティエリア内で西岡がフリーでボールを受け、ダイレクトシュートを放つが、枠を捉えきれなかった。

なかなか得点できないでいると、同16分に後ろからのつなぎで慶大にインターセプトされてしまい、失点してしまう。その後もピンチの場面を迎えるも、GK岩瀬中心に追加点は許さない。

その後中大は同41分に右サイドを攻略し、クロスを上げるも合わせることはできず。しかし、前半のアディショナルタイムに再度右サイドからクロスを上げると、エリア内まで上がっていた西岡がゴールネットに突き刺し、ゲームを振り出しに戻す。「杉山さんが右サイドに寄っていて左サイドの高い位置に人がいなくなっていたから、そこに入っていけばボールが来るかなとは思っていた」とサイドバックの貴重なゴールが生まれ、前半は1―1というスコアで後半へと折り返す。

▲ピッチの広範囲で躍動した藤井

迎えた後半は3分、持山がペナルティエリア外から積極的にミドルシュートを放つが、これはゴールの枠を外れる。得点が欲しい中大は同15分、相手陣地でボールを奪うと、持山が素早く反応し、ペナルティエリア内の杉山へ柔らかいクロスを供給。杉山はこのボールを巧みに収め、冷静にゴールへと突き刺して逆転に成功した。その後も中大は前線から積極的にプレッシャーをかけ、ボール奪取から3点目を狙うなど攻撃の手を緩めない。

同36分、相手の左サイドから鋭いクロスをゴール前に入れられる場面をつくられるが、このボールは相手には合わず難を逃れた。

試合終盤には押し込まれる時間が続き、コーナーキックや流れの中から何度もゴールを脅かされるものの、守備陣を中心に対応し何とか最後までリードを守り切った。

試合はこのまま2―1で終了し、中大は今季待望の初白星を手にした。

▲2点目を喜ぶ選手たち

「今節は何としてでもチームとして勝とうという意識」(西岡)で試合に臨んだという中大は、先制された後も粘り強い戦いでチームとしての強さを見せつけた。

 

▼試合後コメント


宮沢監督

-北浜選手と新選手の先発起用について

コンディション的にもパフォーマンス的にも上がってきたので、今日はぶつけてみました。

-1点目のシーンについて

理想のゴールです。組み立てからワンタッチで崩して、クロスから点を取れたというのは練習した通りの狙い通りのゴールだと思います。

-2点目は高い位置でのボール奪取からだったが?

切り替えは大事だということはいつも言っているので、奪って早く攻撃というのも、それもそれで狙いのあることです。

-今日の守備面について

相手のシステム上、キープレイヤーが何人かいたのでそこを消しながらいい守備だったと思います。

-開幕戦から先発が続いている藤井選手について

広いスペースをカバーしてくれて、ハードワークをしてくれるので、チームにとっては欠かせない存在ですね。

 

DF 西岡 隼平選手

-試合を振り返って

前節は引き分けだったので、今節は何としてでもチームとして勝とうという意識の中で、チームのミスで失点してしまって、前半途中から流れが悪くなってしまったんですけど、前半終了間際に追いつけたというのが大きくて、その勢いで後半も中大ペースで試合を持っていけたので良かったなと思います。

-自身の得点シーンを振り返って

左ウイングの杉山さんが右サイドに寄っていて、左サイドの高い位置に人がいなくなっていたから、そこに入っていけばボールが来るかなとは思っていたけど、いい感じにクロスが来たのでしっかり決められて良かったなと思います。

-得点に絡む意識について

チームとしても点を取るということで、今季は得点に絡む動きをしていきたいと思います。チームとしても点を取ることが今年はコンセプトであるので、難しいと思うんですけど、サイドバックとして内側も外側もクロスも上げながら、内側に入っていったら点を取れるような選手になっていきたいと思います。

-運動量について

上下運動というところだったらかなりきついと思うんですけど、元々走れないタイプではなくて走れるのでそこはあまり苦ではないというか、逆に長所でもあるみたいな感じです。

-今季の個人的な目標

今年から関東リーグに出させてもらっていて、今日結果として数字を残せたので、残りのリーグ戦も試合に絡みながら、アシストという部分でも数字として残していきたいと思っています。

 

MF 杉山 耀建選手

-今日の試合を振り返って

前回の試合と同様に自分達のミスから失点してしまったんですけど、そこから自分達で試合の中でコミュニケーションをとって改善して逆転できたので良かったです。

-今日のゴールを振り返って

その前に自分が決定機を外してしまって、もう一度チャンスが来たら決めようと思っていて、持山から良いボールが来て落ち着いて決めることができました。

-今季のチームでの役割

今年から4バックに変わって、自分はボールを持つことに慣れているので、間で受けたりサイドで起点になって自分がチャンスメイクしたり、得点に関わるようなプレーが求められていると思うので、それらを頑張っていきたいと思います。

 

(記事:山口周起、木村匡翔 写真:山口周起、木村匡翔)