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1年生の大爆発の活躍で勝利を収め、逆転Vの可能性残す―関東大学サッカーリーグ 2部 第19節 対日大

2021年10月10日 会場非公開

スタメン

GK

石川碧人(経4)

DF

和田悠汰(経4)

牛澤健(経2)

新井秀明(経4)

岡井駿典(法3)

MF

田邉光平(法2)→小野寺巧(文3)

高橋一誠(経2)

堀脩大(経4)→大窟陽平(文1)

FW

山﨑希一(経2)

小島偉央(商4)→星野創輝(商1)

平尾拳士朗(経3)→有田恵人(文2)

 

▼試合結果

◯中大2ー1日大●

得点者:星野創輝、大窟陽平

現在、昇格圏内の2位に勝ち点34でつける東洋と5位に勝ち点28でつける中大の勝ち点差は6点。

そのため、

・中大が負けて首位の東京国際(勝ち点36)が引き分け以上だと、2018年以来の2部優勝の可能性が消滅

・中大が負けて2位の東洋が勝つと、残り3試合で勝点差が9まで広がるため今季の自動昇格は絶望的

という昇格に向けて厳しい状況を抱えて迎えた今節となった。

試合開始から拮抗した試合展開が続き、両チーム中々チャンスを増やすことができない。前半21分、山崎から供給されたスルーパスは相手DFに当たり、通りこそしなかったものの、そのこぼれ球を小島が拾いペナルティエリア手前からミドルシュートを放つ。しかし、惜しくもバーの上へと大きく逸れてしまう。その後も、浮かしたスルーパスなどで積極的に裏を狙うが、得点にはつながらない。このまま両チーム大きなチャンスを作り出すことができずにスコアレスで試合を折り返す。

▲前線から積極的にプレッシャーを掛けていく小島

後半19分、山崎がサイドでボールを持つと、中に切り込みながら中央にいた高橋にパスを出す。相手DFの足が伸びてきて、綺麗なワンツーとはならなかったが、こぼれたところを再び拾い、そのままサイドの和田に流す。最後は和田がそのまま右サイドからシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれてしまう。その直後流れを止めたくない中大は小島、平尾に代わり星野、有田を投入。

そして、同30分ついに試合が動く。山崎がペナルティエリア中央付近でボールを持つと、裏に走り抜けてきた有田にボールを供給。そのまま有田はワンタッチでゴール目の前の星野にパスを回す。そして星野は相手DFを背負いながらも反転し、右足を振り抜き、相手GKも一歩も反応できない見事なゴールで先制点を取る。星野は試合後「先輩たちの協力もあって初ゴールを決められてうれしい。小島さんからも多くのことを学んでいる」と決して自分だけのゴールではなかったと謙虚な姿勢を見せる一方、「自分が得点に絡むことで勝ちにつながると良い」と意欲をのぞかせた。その後も中大の流れは止まらない。堀と交代で入ったリーグ戦初出場の大窟がペナルティエリア手前の右でパスを受けると、そのまま右足を振り切り見事なゴラッソを魅せ、2点差をつける。この瞬間を大窟は「なかなか試合に出れていなかったけれど思い切ってやれた。自分の得点に関しても積極的に絡んでいけた結果だと思う」と降り返った。その後、クロスを合わせられ1失点するものの、3試合ぶりの勝利をつかんだ。

▲ゴールを決めベンチの選手と喜び合う星野

試合後、監督は星野の初得点に「やっとだね。気持ちいいね」と素直な喜びを見せた。また大窟の起用にも手ごたえを感じたこと、交代した上級生に対しても「力はあるから頑張って欲しい」と決してネガティブな交代ではなかったと試合全体を振り返った。そして残りの試合に関して「優勝は厳しくとも、2位3位をしっかり狙って昇格を決めたい」と熱い意気込みを語った。

同日に行われた、東洋大対日体大の結果によりその勝ち点差は3にまで縮まった。残り3試合での逆転できる可能性は高くなった。次節の専修大との試合、しっかり勝ち切り連勝を挙げ怒涛のラストスパートを見せてくれることに期待したい。

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(記事:畑京介、写真:奥村杏)